「お年寄りの弘大」を目標にしたラッキー通り……ホームレス及びゴミの山が占領した「ラッキー通り」(ヘラルド経済・朝鮮語)
去る23日午後、ソウル鍾路区鍾路2街タプコル公園近くの路地。入るとすぐに悪臭が振動した。一見見てもタバコの吸殻や使い捨てカップなどのゴミが並んでいた。もう少し行ってみると壁に沿って作られたホームレスの生活空間が見えた。すでにひとしきり宴会を行ったように周辺には空き瓶が転がっていた。 (中略)

「高齢者の優しい街」に、高齢者よりもホームレスと無断投棄ゴミが多い。ソウル市が昨年11月末、高齢者の「弘大通り」を作ったと野心的な発表をした「ラッキー(樂喜)通り」の現住所だ。 (中略)

似たような趣旨で作られた日本東京都の「巣鴨距離」を模して店11ヶ所の看板をレトロに変え、杖スタンドなどの設備も造成した。当時市は数十年遅れた今回の通り造成を「屋根のない福祉館」であると公言した。

しかし、ラッキー通り周辺の住民は、「あまりにも性急に推進した」と口をそろえた。近くをきれいにする環境美化員も「造成前に、この地域の慢性的な問題であったホームレスと無断投棄ゴミなどの解決策から用意しなければならなかった」と指摘した。

もちろんラッキー通り事業で周辺のあちこちに、ある程度生気が出始めたのは事実だ。

通りに入ってみると、安い価格で散髪サービスを提供する「スター理髪店」には、高齢者が何人か行列を作っていた。高齢者に水を与えトイレ空間も出してくれる場所で市指定の「優しい店」11ヶ所は扉を開いたままで訪問者を迎えた。放送ソンヘの姿が描かれた小公演場も視線を集めた。

しかし、そのだけだった。小公演場は、長い期間使われていないように、その前に自転車や生ゴミが放置されていた。

「優しいお店」の1ヶ所を運営しているAさんは、「常連客はなく、多くは1回だけやってきただけの市民」と「再訪問する人が珍しい」とした。
(引用ここまで)

 元ネタはシンシアリーさんのところから。

韓国版「巣鴨」ストリート、スラム化(シンシアリーのブログ)

 巣鴨をベンチマークして「お年寄りの弘大通り」を目指した「ラッキー(楽喜)通り」がスラムになってしまっているという話。
 弘大通りというのは言葉の通り、弘益大学という大学のある通りで日本でいえば原宿とか下北沢のイメージですかね。
 新しいカルチャーの生まれる街、というようなイメージで。

 で、高齢化の激しい韓国で「お年寄りに優しい街」を作ろうとしたところ、一気にスラム化してしまったと。
 もともと、巣鴨は「とげぬき地蔵」があって「身体のどこかが苦しい」人たちが集まる、すなわち高齢者が集まる場所となった。必然的にその門前町がお年寄りのくつろげる場所となったのであって、順序が逆なのですよね。
 無理矢理に「はい、ここ高齢者向けの街ですよ」って造成しても、ホームレスが山ほどいるような環境じゃそりゃ誰もこないわな……。

 もう一本、同じネタを扱っているイーデイリーの記事ではAEDが盗まれている画像が出てますね。

「お年寄りの弘大」を目指したはず……。ラッキーストリート、事実上「スラム化」(イーデイリー・朝鮮語)

 これも「もしもの事態」に備えて屋外設置したのでしょうが。
 ちょうど京仁運河の浮き輪のように。
 まあ、どちらも韓国的といえるのではないでしょうか。

 シンシアリーさんが体験談として書いている「席占領じいさん」はアメリカのマクドナルドの件を思い出しましたね。
 韓国での習慣をそのままアメリカにも持ちこんだってことだったのか。

巣鴨発!! 若がえりウォーキング 若がえりシリーズ
谷口あつし
デジタルハウス
2013/10/22