ソウル地下鉄 美容整形広告を全廃へ=「外見偏重助長」の批判受け(聯合ニュース)
ソウルの地下鉄の至る所で目にする美容整形の広告が2022年までに全廃される。

 ソウル交通公社は27日、地下鉄の美容整形の公告を全面禁止する方針を明らかにした。美容整形の広告が「外見至上主義」や女性の身体への差別的視線を助長するとの批判が多く寄せられるようになったことを受けた措置という。

 ソウル地下鉄1〜4号線では広告に関する意見が昨年1182件寄せられ、そのうち美容整形や女性関連の広告に関するものが9割以上を占めた。

 また、増え続ける地下鉄内の広告量を15%削減する方針も示した。同公社によると昨年末時点でソウル地下鉄1〜8号線の広告数は計14万2785点で、広告収入は445億ウォン(約45億5000万円)に達した。同公社は「商業広告を果敢に減らし、文化・芸術・公益広告中心に転換していく」としている。
(引用ここまで)

 おや、なんと韓国のソウル交通公社=旧称ソウルメトロが地下鉄広告から整形のそれを追放するのだそうですよ。
 1年ほど前にもホームドアの広告が非常時の脱出に邪魔になるということで、ホームドアから広告を撤去するという計画を出していたのですが、それに続く施策ですね。
 ま、もっともホームドア広告はこのところの不景気でまったくない駅もあったりしたので、撤去ではないという話もないではないのですが。

 何度も書いていますが韓国の公共料金は最下層の人々の経済レベルに合わせているためもあって激安です。韓国版のICカード切符であるT-moneyカードに1万ウォン(約1000円)チャージしてしまうと、短い旅行では使い切れないなんてことがあるくらい。

 自ずとソウル交通公社は大赤字になっていまして。年間で3000億ウォンほどの赤字を出しているダメ企業だったはずです。広告収入は数少ない収入手段のひとつだと思うのですけどね。記事によると広告収入は445億ウォン。
 まあ、ホームドア広告だけでなく車内広告もがらっがらだったので意味なかったのかもしれません。
 そういえば24時間運行もしたいとか言ってたなー。

 で、地下鉄駅における整形広告のひどさはこちらのエントリを見ていただければ分かると思うのですが。
 これはいわゆる「整形通り」とされている狎鴎亭駅周辺の様子。
 他の駅や路線にも普通に地下鉄車内、駅構内に山ほど整形病院の広告が貼られているのですよ。
 地下鉄広告を排除したところで、韓国の外見至上主義が収まるとは思えませんけどね。主従が逆なんじゃねって気もします。

プチ整形の真実 (講談社文庫)
近藤須雅子
講談社
2016/11/15