【社説】革新成長にJノミクスの命運をかけよ=韓国(中央日報)
きょう青瓦台で開かれる革新成長戦略会議は文在寅(ムン・ジェイン)政府の経済政策(Jノミクス)が成功に向かうか、失敗に終わるかのカギを握っている。当初取り上げられていた期待効果は姿を消し、後遺症を病んでいるJノミクスを補完できる決定的な転換点になることができるためだ。Jノミクスはそもそも雇用および所得主導、公正経済、革新成長を4本柱に設計されたが、雇用・所得主導という言葉が名ばかりで終わるほど成果はみすぼらしい。体感青年失業率は22%まで高騰し、韓国経済の下支えである輸出も半導体・石油化学の錯覚現象を除けば楽観することが難しい。

何より経済現場では所得主導成長という話が聞こえなくなっている。Jノミクスという名の下で最低賃金の急激な引き上げ、企業負担を考慮しなかった通商賃金、一律的正規職化などで経営にプレッシャーをかけながら、むしろ「職員を減らすべき状況であり、投資も難しくなった」という企業からのため息が溢れでる。労働市場は直ちに1カ月先に迫っている「最低賃金フォビア」で揺れ動いている。小商工人連合会は事業主10人中9人は最低賃金の引き上げのせいで従業員を縮小する計画だと調査されたと明らかにした。

このような経済の非常時期に開かれる革新成長戦略会議は現実を直視しなければならない。問題はここ6カ月間、絶えず追い込んできた雇用・所得主導および公正経済は基本的に雇用と投資の主体である企業に負担を与えるということから今後も成長につながる可能性が大きくないという点だ。企業の足首に砂袋を幾重にも巻き、いくら意見を提示しても「反省からせよ」という風に圧力の標的になっているから企業が投資と雇用を考慮する余裕があるわけがない。
(引用ここまで)

 「革新成長戦略会議」なるものが今日あったそうで。
 なんでも「民間主導、スピード重視、規制緩和、第4次産業革命」といったものを主体にするんだそうですよ。

200日目に浮かべた「革新成長」。文大統領、キム・ドンヨン副首相に注文した5つの宿題(ファイナンシャルニュース・朝鮮語)

 あまりにも「所得主導成長」の評判が悪いので、お為ごかしに「革新成長」とかいうお題目を述べた……というだけにしか見えませんね。
 いまさらドローンやるとか言い出してるし。

 なにしろ大統領本人が企業が嫌い、財閥なんてなおのこと大嫌い。
 統制経済が大好きな左派大統領ですから。
 事情さえ許せば韓国でもコルホーズ、ソフホーズをやりかねない人物なのですよ。
 上から経済政策を流せば、社会はその通りに動くはずだという確信の元に動いていますよね。

 まだ記事をピックアップしていないのですが、公的住宅を100万戸供給するというニュースがありまして。
 公共賃貸65万戸、公的支援民間賃貸20万戸、公的分譲15万戸。
 韓国の世帯数が2000万世帯だという話ですから、その5%に低価格な住宅を供給してしまう。
 本格的に不動産バブルを潰しにかかってきてます。
 本人は「高騰する不動産を安価に供給する」という「善意の政策」を施している気になっているのでしょうね。
 不動産は安く、賃金は高く。
 これでなんの問題があるのだというくらいのものなのでしょう。

 あ、でもなんか韓国の今年の経済成長率の予想が3.2%に上方修正されたそうですよ。

 半導体のスーパーサイクルが半端ないな……あ、いや。これこそ、ムン・ジェインの所得主導成長政策の成果ですよ。
 ひるむことなく、この方針のまま突き進んでいってほしいですね!
 もしかしたら深圳を上回るようなドローン製造都市ができるかもしれませんし?

ドローンビジネス参入ガイド
関口 大介 / 岩崎 覚史
翔泳社
2017/8/24