どこへ消えた? セウォル号犠牲者葬儀費用めぐり疑惑(朝鮮日報)
 2014年4月の貨客船「セウォル号」沈没事故直後、犠牲者が多数出た檀園高校(京畿道安山市)の教師・生徒250人の葬儀が行われた。葬儀費用約51億ウォン(約5億1000万円)は京畿道教育庁が全額負担し、安山教育庁が実務執行した。だが、本紙が当時の予算内訳を入手して分析したところ、執行された予算と葬儀業者が受け取った費用の間に大きな差があることが確認された。遺体を載せる「リムジン型霊きゅう車」には1回当たり平均66万ウォン(約6万6000円)の予算が割かれたが、実際に霊きゅう車を出した業者が受け取った金額はその半額を下回る30万ウォン(約3万円)に過ぎなかった。事故で状況が大混乱している中、犠牲者に支給されるべき葬儀費用の予算がどこかへ流出してしまったということだ。

 「セウォル号犠牲者の葬儀費用は正しく執行されていない」という話は京畿地域の葬儀業者の間では知る人ぞ知る話となっていた。安山教育庁側は「一度にあまりにも多くの葬儀が行われたため、執行内訳を個々に確認するのは困難だった」と話している。安山教育庁は当時、中間業者が提出した簡易領収書を見て口座振替やクレジットカードで葬儀費用を支給した。本紙が確認した「葬儀費用執行状況」の内訳には犠牲者の氏名と業者名、霊きゅう車費用しか書かれていなかった。しかし、当時の54件の霊きゅう作業をしたとされるソウル市内の葬儀業者・N社の関係者は「セウォル号事故当時、当社はかかわっていない。何者かが当社の名前を盗用したようだ」と話した。安山教育支援庁関係者は「当時は別途に確認手続きをすることなく予算を執行したので、他業者の名前を使っても分からない状況だった」と説明した。 (中略)

ある葬儀業界関係者は「葬儀場は当時、通常よりも多く酒や飲み物を提供したり、ご遺体の装束を本来の価格よりも大幅に引き上げたりして、かなり稼いだといううわさが飛び交った」と語った。
(引用ここまで)
 ……まあ、韓国では普通のことですよね?
 テグの地下鉄火災がありましたよね。死亡者は192人となる大規模な事件だったのですが、遺骨がまだあるかもしれないという状況でテグの鉄道公社は水掃除をはじめたのですよ。
 いわく「遺骨があるとしても誰かがこっそりと悪意を持って持ちこんだものである可能性もある」のでもう無駄だと。
 つまり、誰かが遺骨を持ちこんで保険金詐欺の可能性があるので、掃除をはじめるべきだと。

 あのとき、「さすがにその発想はなかったわ」と感じたのですが、韓国では一般的なことなのでしょうね。
 こうして事故の中で有耶無耶になるような状況で小銭を稼ぐというのは。
 セウォル号沈没事故が国民に衝撃を与えるメモリアル的なものとなったからこうしていろいろと騒がれて、悪行が暴露されたりもしているのですが。
 そうでもない事故の場合はただ単にぼったくられて終わりなのでしょう。

 先のテグの地下鉄火災では募金が集まったり、政府からの支援金もあったのですが、その使途について遺族団体同士が骨肉の争いをしているなんて話もありました。
 上に政策あれば下に対策あり……は中国のことわざでしたっけ。
 いつも「韓国のぼったくりは経済格差の補正作業だ」という話をしていますが。
 まあ、こういう作業もその一環なのでしょうね。

居酒屋ぼったくり1 (アルファポリスCOMICS)
しわすだ / 秋川滝美
アルファポリス
2016/10/31