個人向け融資70%が変動金利... 消費余力萎縮するかも(毎日経済・朝鮮語)
韓国銀行が基準金利を上げると世間の関心は、1400兆ウォンを超えた家計負債集まっている。基準金利に沿って市中変動金利が上がれば、家計の利子負担が増え、短期的には経済回復に障害要因になる可能性があるからである。

30日韓国銀行金融安定局によると、貸出金利が0.25%ポイント上がれば、家計の利子負担は2兆3140億ウォン増えることになる。(中略)平均的に個人向け融資の変動金利ローンの割合は70%にのぼる。政府の収入の主導の成長政策にもかかわらず、利子を出して、私は可処分所得が減れば消費余力も減少するしかない。
(引用ここまで)

 以前にも「新規貸し出しの70%が変動金利」という報道はあって、それを見て「旧来からの家計債務も同じくらいの数字でしょうね」と書いていますが。
 実際の数字が出てきました。
 やはり7割が変動金利。
 1400兆ウォンのうち、1000兆ウォン弱は変動金利……か。

 韓国の政策金利はおととしの6月には1.5%、去年の6月には1.25%と過去最低の金利になっていました

 かつアメリカの出口戦略で2015年末から利上げされつつあったというタイミング。
 つまり、米韓の金利が逆転したら追随するしかないという状況が明白に見えていたわけですよね。
 その状況でなんで変動金利を選ぶんだっていう。

 まあ、実際には理由がありまして。
 ほとんどの場合はマンション価格が上昇したら売り払っておしまいなので、少しでも利息が低い変動金利を選んでいるのです。
 江南の豪華マンションを半年で売り払えば利益1000万円だそうですから。
 家賃収入を目論んでいての不動産購入で、変動金利を選択しているのなら完全に詰ませる手順の1手目になっていますが。

 つまり、韓国人はババ抜きのジョーカーを押しつけあう、風船ドカンゲームをプレイしているだけなので参入代金となる利息は低いほうがいいということだったのでしょう。
 ただまあ、0.25%上昇したとはいえども政策金利1.5%は史上最低レベルであることに変わりはありません。まだまだ風船の押しつけ合いは続けられることでしょう。……たぶん。
 それでも政策金利が上がったということで時計の針がひとつ「カチっ」と鳴って進んだのは確実ですね。

不動産投資の嘘
大村昌慶
幻冬舎メディアコンサルティング
2016/6/30