高笑いする金正恩、挙動不審の文在寅(日経ビジネスオンライン)

 早読み 深読み 朝鮮半島のような対話、対談形式のものは引用がしづらいので、実際に読んでみてください。
 ざっくりいえばもはや北朝鮮とアメリカの戦争突入は秒読みに入り、年内に起きてもおかしくないという状況になっている、という読みです。
 それに対してムン・ジェイン政権は北朝鮮の味方をし、あくまでも戦争回避に向けて努力するであろうと。
 なにしろ、ムン・ジェインは大統領選挙中にも「アメリカから北朝鮮への攻撃を事前通達されたらどうする?」と問われて「北朝鮮に連絡して挑発をやめるように進言する」って言っていた人物ですからね……。

 うちと鈴置さんはより強い主戦派といってもいいでしょう。今回の記事では開戦については言及していませんけどね。
 こうなった以上は北朝鮮とアメリカ(日本、韓国を含めた同盟国)は戦わざるを得ない。いくら対話を主張したところで北朝鮮は「核保有国の認定」を受けての交渉をするまでは一歩も引かない。
 その一方でアメリカは「ワシントンを火の海にしてやる」と大言壮語する国が核保有することを認めない。
 もう主張するところが異なっているのです。噛みあっていない。この主張の差を埋めることができるのはもはや言葉ではなく「怒りと火」だけ。

 加えてアメリカだけでなく先進各国が考えているのは核拡散の防止。
 テロ組織に北朝鮮産の核が渡ったら……と考えるだけでも恐ろしい話。
 それ以前に小国はすべて核保有をしようとするでしょうね。
 北朝鮮が核保有をしたことでアメリカと対等な立場で交渉ができるということになるのであれば、バングラデシュやソマリですら核保有を夢見るでしょうし、イランは「我々が核保有しようとしたときに受けた仕打ちはなんだったのだ」と主張するでしょう。

 このままでは世界の流れとして核の無制限な拡散が行われてしまう。
 それを防止するためにもアメリカは北朝鮮を叩かざるを得ないのです。

 それなのに、もう一方の主役となるはずの韓国がいまだに「対話がー」「人道的支援がー」とうめき声を上げている。ウォールストリートジャーナルから「彼らは信頼できない友人だ」と認定されてしまう。
 ……この最悪の時期に、最悪の大統領を選んでいるところがなんとも韓国らしくていい塩梅ですわ。なんでこう歴史をなぞりたがるんでしょうかね。

届かなかった手紙 原爆開発「マンハッタン計画」科学者たちの叫び (角川書店単行本)大平 一枝
KADOKAWA / 角川書店
2017/10/27