慰安婦合意検証問題 「韓日が接点見いだすのが最善」=TF委員長(聯合ニュース)
今年の韓日関係 「未来志向に進むための陣痛」=韓国外務次官(聯合ニュース)
旧日本軍慰安婦問題を巡る2015年末の韓日合意について、韓国外交部が検証のため設置したTF(タスクフォース、作業部会)の委員長を務める呉泰奎(オ・テギュ)氏は7日、「(検証を進める)この過程で韓日両国が接点を見いだすことができる創意的な解決法があれば最も良い」との見解を示した。

ソウル・韓国プレスセンターで開催された韓日関係の専門家による国際セミナーで述べた。呉氏はまた、「TFの検討報告書が出た後、政府が時期を選んで対応策を出すだろうが、報告書の結果だけでなく国内外の多様な要素を総合して結論を出すだろうと私は考えている」と話した。

 ただ、セミナーの出席についてはTF委員長としてではなく、日本との問題に関心のあるジャーナリストとして参加したと述べるなど、慎重な姿勢を見せた。呉氏はハンギョレ新聞で論説室長を務めた経歴がある。

 呉氏は「2018年は慰安婦合意に関する韓国の対応が大きい関心事になるものとみられる」とし、「日本は合意を守らなければ韓日関係が大きい困難に直面すると強調している。だが、文在寅(ムン・ジェイン)政権は国民の70%以上が合意に反対する状況を重く受け止めざるを得ない状況だ」と説明した。 
(引用ここまで)

 ……接点を見いだして結んだのが「慰安婦合意」だと思うのですけど、いかがでしょうかね。
 すでに慰安婦合意検証タスクフォースからの結論は、ほぼ出ているとのことですが。

 別に難しいこたないでしょ。
 単純に日本側は「最終的かつ、不可逆的に解決された事例だ」で終わりなんですから。

 韓国政府にとっては難しい話かもしれませんけどね。
 破棄、再交渉を求めなければ国民は納得しない。
 かといって、全世界を前にして結んだ国際的な約束を「政権が変わったから」で破棄したら、韓国との約束を誰もまともに考えなくなる。
 日本は「解決済みの事例」「慰安婦像撤去しろ」で一歩も動かない。

 で、下の記事は同じ「日韓関係の専門家によるセミナー」会場で述べられた韓国の外交部次官による話なのですが。
韓国外交部の林聖男(イム・ソンナム)第1次官は7日、韓日関係の専門家らでつくる「セト(SEOUL・TOKYO)フォーラム」主催の国際会議で講演し、「この半年の短い期間に両国首脳の会談が2回開かれ、電話会談を9回したことだけをみても韓日関係で意思疎通がいかに活発になっているかが確認できる」と述べた。

 林氏は「(今年初め)両国関係が相当厳しい局面を迎えたことは事実だが、5月に文在寅(ムン・ジェイン)政権が発足してから幸いなことに両国の意思疎通が再び活性化し、信頼回復の契機がつくられた」と説明。「今年の韓日関係を振り返ってみると、より未来志向の方向に進むための陣痛の過程だったのではないかと思う」との認識を示した。

 韓国政府の対日外交に関しては、過去の歴史は歴史問題として管理し、別途に未来志向の発展のための協力を行っていく「ツートラック」のアプローチが基本方針だと改めて説明した。
(引用ここまで)

 電話会談も首脳会談も「北朝鮮核問題」があったからこそであって、そうでなかったら不通でもなんの問題もなかったんじゃないですかね。
 「歴史問題と経済・交流をベットに扱うツートラックアプローチ」って延々と言っていますが、それでなんか成果出てるんですかね?
 決裂したままの日韓漁業交渉は水面下はともかく公式交渉すらない。
 日韓通貨スワップ協定、日韓経済ハイレベル交渉もなんら進展なし。そりゃ慰安婦像の撤去が前提なのだから進展がなくて当然ですが。

 日本大使、釜山総領事は戻った釜山総領事は実質的に馘首ですが)ものの、それも北朝鮮核問題があったからこそ。
 「オリンピックには協力しますよー」というていどの話はしているでしょうが、まあ当然のように盛り上がりはしない。
 陣痛の過程……なぁ。

慰安婦問題の決算 現代史の深淵
秦 郁彦
PHP研究所
2016/5/2