習近平「誰もが知っている理由で中韓関係後退...関係の発展を望む」(ニュース1・朝鮮語)
習近平主席はこの日の午後、北京人民大会堂でのムン大統領との拡大首脳会談の冒頭発言で「中韓国交正常化25周年を迎えてムン大統領が中国を訪問したのは、特別な意味がある」とし「現在、『双方が知っている理由』のために中韓関係は後退を経験した。私は大統領の今回の訪問が相互に尊敬と信頼に基づいて、私たちが求めている、よりよい道を磨いて関係を改善することができる重要な機会になると信じている」と述べた。

習主席が言及した「双方が知っている理由」は、THAADミサイル配備を指したものと解釈された。韓中両国は、朝鮮半島THAAD配備をめぐる立場の違いに葛藤を経験している。

習主席は前日(13日)ムン大統領が南京大虐殺80周年記念日に共に称えてくれたことに感謝の気持ちを伝えた。習主席は「昨日は中国が南京大虐殺を追悼する記念日だった。韓国ではイベントが重要であることを認識して大使(ノ・ヨウンミン駐中大使)に出席させてくれたことに感謝の意を表する」と述べた。

同時に習主席は韓国の来年の平昌冬季オリンピックと、中国の2022年の北京オリンピックについて言及し、「両国は冬季オリンピックを準備する過程で互いに協力して発展することができる。オリンピック組織との準備、中継、スポーツ協力を強化することができる」としながら友好的な立場を示した。
(引用ここまで)

 ふむ、THAADミサイル配備問題については直接の言及なし。
 誰にとっても分かるような言い方ではありますが、とりあえず「THAADミサイル問題は封印された」と宣言したムン・ジェインのメンツは潰れずに済んだ……というところですか。  これまで三不の誓いを立ててきた甲斐があったというものです。
 そして韓国はこれからも三不の誓いを守り続けることが義務づけられた瞬間でもあります。

 習近平から追求されなかった代わりに中国のCCTVのアナウンサーが「THAAD問題をどうするつもりですか?」とムン・ジェインに対して詰問していたわけですが。
 ムン・ジェインのカウンターパートは習近平ではなく、CCTVのアナウンサーだったのかもしれませんね。
 習近平は雲の上から「遠路はるばるご苦労であった」というだけ。

 ついでに「今度は飴のターン」となる、と言っていた楽韓さんの見立ても当たったわけです。
 その飴をもらうために「軽く扱われる国賓」という代償は支払いましたけどね。

 ちなみに韓国ネチズンのコメントでは……

・「誰もが知っている理由=パク・クネだろ」
・「大統領様を誇りに感じました。ありがとうございます。外交天才ムン・ジェイン政府ファイティン!」
・「外交の天才ムン大統領様〜」
・「パク・クネの名前がない、パク・クネのための記事」

 ちょっと引くくらいに絶賛の嵐。コメント部隊ってまだいるんじゃないのってくらいの絶賛。
 THAAD配備はパク・クネ政権での問題であって、ムン・ジェインには責任のひとかけらもないという設定になっている模様です。
 まあ、こんなようなニュースにあるコメントが韓国すべての意見なわけはないのですが、それでも青年層にはこんなものでも大いにアピールしているようですね。
 「外交天才ムン・ジェイン」かぁ……。

あなたの犬は「天才」だ
ブライアン・ヘア / ヴァネッサ・ウッズ
早川書房
2013/12/18