韓国で深刻な高齢化…生産年齢人口、10年後に218万人減少(中央日報)
224ヵ国中219位の出産率、国家消滅が近づく(東亞日報)
悲惨極まりない中国人の老後、失踪死亡が多発(JBPress)

 3本目は珍しく中国関連の記事。
 最近、「深圳すげえ」だの「中国のレンタサイクルすげえ」だの実地の中国を見てない、見ていたとしても上辺だけを見ている話とかが多くて辟易するのですが、「中国は決して天国じゃない」という記事も増えてきてますね。
 その流れのひとつの記事として見てもらえればいいと思います。
 中国では年間、50万人の高齢者が「消えていなくなる」のだそうですよ。
 これに比べたら韓国はまだマシなのかもしれない……。

 さて、先月末にフィナンシャルタイムズがバッカスおばさんを例に出して韓国の高齢化社会をレポートしたことがありますが。
 今回はさらなる少子化を扱っている話が2本目の記事。今年1年間で生まれた新生児が40万人を切る模様。
 去年、日本の新生児数が100万人を切ったことで話題になりましたが、日韓の人口比は2.5:1。つかず離れずの状態というか、韓国が日本に追いついたということになりますね。バッカスおばさんを生み出すくらいなので、ろくな福祉整備もできていないのに。
 速度的に見ると少子高齢化の度合いで韓国に一気に追い抜かされそうです。
 ムン・ジェインが提唱した児童手当が来年から出るようになるのですが、月額10万ウォン。5歳以下のみ。しかもこれですら「財源がない!」って騒がれている状況だったりします。

 そして高齢化に伴って高齢者の引退が遅くなり、さらなる就職難が韓国を襲いそうだというのが1本目の記事。
 若年層は少なくなるものの、ベビーブームで生まれた高齢者の引退がより遅くなるということで限られた就職口の奪い合いになるであろうという地獄絵図予想。
 また労組による正社員の椅子売買が激しくなりそうですね。

 中韓共にこういった状況になったのは資本蓄積が間に合わずに福祉にまで回す予算がなかったから。政府の未来予想よりもかなり早くに少子高齢化が進んでしまったということなのです。
 これから21世紀中盤にかけて「先進国になれずに先進国病になる」という国が増えて世界的な傾向になると考えています。ちなみに次に危険なのはタイであると言っておきましょう。人口ボーナス枯渇がシンガポール以外のASEANでもっとも早くに訪れる国です。ただ、タイは死がすぐ横にある国なのでそこまで悲惨な話にはならないかもしれませんけども。

 なんだかんだで資本の蓄積があった日本はどうにか間に合った……というところですか。
 中韓ほどでないにしても少子高齢化が進んでいる日本でも自己防衛が必要になりますけどね。
 管理人の独り言でちらと語ったidecoとか積立NISAはそのための武器として使えるものなのですよ。note.muでそのあたりを書こうか迷い中。

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