【社説】文大統領の訪中が外交惨事として記録されないためには (中央日報)
しかし習近平国家主席との首脳会談をはじめとする訪中の成果をみると、果たして文大統領が考えるように中国は韓国を同志と見ているのか、北朝鮮の核挑発に対して両国が同じ考えをしているのか、疑問を抱かざるを得ない。(中略)

両国の首脳会談に関する発表内容を見ると、中国は国連安保理レベルの制裁以上の独自制裁はする意向がなく、THAAD問題は決して終わっていないという点を明確にしている。一方の韓国は、北朝鮮が核武力完成を宣言した状況で、韓半島非核化に向けた中国の具体的協力の約束もなく韓半島戦争不用だけを強調したということだ。我々の今後の選択幅を狭める結果をもたらしただけだ。特に、北朝鮮の核放棄のために軍事的オプションを排除せず、一部ではその期間が3カ月しか残っていないという分析まで出している同盟国の米国との連携がさらに揺れるという負担まで抱えることになった。

こうした状況をみると、習主席が次期冬季オリンピック(五輪)開催国の首班として平昌(ピョンチャン)五輪に出席してほしいという韓国側の要請に中国が答えなかったことや、中国が国賓として訪問した文大統領を冷遇した状況などはむしろ些細なことなのかもしれない。にもかかわらず内容のない首脳会談の結果より、そのような「冷遇論」ばかり気にして強く否認する青瓦台の態度は、問題の軽重を判断できない愚を冒している。 (中略)

さらに重要なのは、今からでも中国に対する幻想と期待を捨てなければいけないという点だ。中国の内心を知った今、我々が北核に対処できる方法は米国との確実な連携だけだ。文大統領がそれを学んで帰ってくれば、今回の訪中はなぜ行ったのかも分からない「外交惨事」として記録されないだろう。
(引用ここまで)

 おや、今回の訪中がまだ惨事ではなく取り返せるつもりでいるのですね。
 しかも、アメリカ側と連携ができるつもりでいるっていう。
 ここまできて取り返そうとするなら、大元からちゃぶ台返しして新たな構造を作らなければいけないのですが。
 ……それは無理でしょ。

 これまでの積み重ねてきた外交関係の結果として、今回の中国からの扱いが決定しているのですよ。
 政権は異なりますが、イ・ミョンバク時代から中国傾倒をはじめてアメリカ、日本を軽視してきた。
 多分にハプニング的ではありましたが、天皇謝罪要求が出たのは本音がそこにあったからこそなのです。
 アメリカ側から離脱して中国側につく方向性でこの10年というもの過ごしてきた。 

 その頂点がパク・クネの天安門でのスリーショット撮影でした。 
 そこからTHAADミサイル配備があって、ややアメリカ側に揺り戻しましたが、三不の誓いで中国の属国化が決定的になり、今回の「国賓扱い」になったわけです。 

 ここまでのいわば外交の歴史をすべてなかったことにして、一気に戻れるわけがない。
 アメリカ側に戻るということは慰安婦合意を遵守して、アメリカの求める三国同盟を結ぶということですからね。
 政権の成り立ちとしてそれは無理でしょう。
 日本もアメリカももはやツートラック外交を受け入れはしませんしね。