「8・9階のテラス違法設置」警察、消防の原因調査に集中(オーマイニュース・朝鮮語)
29人の死者を出した堤川スポーツセンターの建物は、当初知られている7階建ての建物ではなく、9階建ての建物で確認された。これと関連し、8階と9階のテラスが許可なしに設置されてことが分かった。警察は家主などを相手に違法用途変更するかどうかなどについて捜査している。

パク・インヨン堤川市副市長は24日午前の記者会見で、8階と9階に設置されたテラスと関連し、「許可なしにインストールされて」と「不法であることができる」と述べた。また、「水タンクがある機械室に寝具施設が置かれていた」と語った。つまり機械室を便法で一時宿泊施設などで使用したものと思われる。
(引用ここまで)
kajiokujou

 画像はオーマイニュースから……木造?



 堤川のビル火災のあった建物で、本来は存在しないはずの屋上屋が違法設置されていたとのこと。
 実は韓国ではよくあるタイプの違法建築です。
 屋上にこうした形の小屋のようなものを設置して、格安で住まわせる。あるいはAirbnbのホストにする。実際には人が住んでいるのですが、本来は存在しない建物なのでそこに住んでいる人はいないことになっている。
 この他、半地下の倉庫のような場所やボイラー室に住まわせるなんてパターンもあるとのこと。
 記事でも「水タンクのある機械室に〜」とありますね。スペースがあればどこにでも住まわせるというのは本当によくあるパターンなのです。
 こういった違法建築などの場所は統計上には存在しない住居なので、韓国の住居環境は底上げされているという疑惑が出るほどです。

 コシウォンやコシテルといった格安施設にも住めない人々が、こういった違法建築に住むとのこと。
 1年に1〜2回くらい「存在しない住居の存在しないはずの住人」なんて特集が組まれたりします。
 違法建築ですから、当然防災なんて考慮されていない。窓がなかったり、半地下でも排水施設がなかったり。
 安全を買うことのできない韓国の中でもほぼ最底辺の人々が暮らす場所ですから、当然といえば当然なのですが。
 冬になると外のほうが暖かいなんて事態にもなったりするそうです。

 なぜこんなものが存在するかというと、オーナーの小遣い稼ぎとして使われていることが多いのですね。
 違法建築なので自治体にも報告されていない。
 報告されていないので正規の収入に組み入れられない。
 税金も払わないで済む。オーナーにとってはとても便利な代物なのですね。
 パク・クネが「地下経済を表に引きずり出して課税する!」って叫んでいたことがありますが、こういう建物なんかもその対象となっていたはずです。
 ……まあ、できずに政権が終わってしまいましたけどね。
 それくらいにポピュラーな存在であるのですよ。
 今回、火事が起きてしまって存在が明らかになったのは不運でしたね。
 セウォル号沈没事故と同じことです。