韓日葛藤出口、慰安婦に尋ねる(毎日経済・朝鮮語)
政府が日本軍慰安婦被害生存者のオモニ32人すべてに慰安婦問題解決を直接問うことにした。来る27日、「韓日慰安婦合意検討タスクフォース(TF)」の結果が出れば、外交部の幹部がおばあちゃんをすべて訪問し、TF結果の内容を説明した後のフィードバックを受けて、慰安婦合意に関連政策の方向を最終確定するものである。

これらの決定は、ムン・ジェイン政府が発足した後、韓日慰安婦合意に対する初の公式対応策という点で注目される。一部では、ムン・ジェイン、政府が被害おばあさんたちに直接同意を得る方法で慰安婦合意の問題を解決することにより、日韓の外交葛藤の出口戦略を探す手がかりにすると見ている。

複数の政府関係者は24日、「慰安婦生存者おばあさん32人に個別に訪ねて行って慰安婦TF結果を説明する予定」とし「これを土台に元慰安婦に慰安婦合意履行についての意見を受ける予定」と話した。

TFレポートには、日韓慰安婦合意の手続きと内容上の問題が盛り込まれる予定だ。手続き上の問題では、被害者の意見収斂過程を経ず、公式の外交ラインではなく、情報ラインの密室協議が中心になったという点が、レポートに掲載されると伝えられた。内容的には、少女像の問題や「不可逆」という用語の使用の問題などが提起される見込みである。日本政府の謝罪が記載されている点などの肯定的な面もレポートに含まれる。

政府は、このような内容を慰安婦生存者おばあさんたちに説明した後、収束した意見をもとに今後の対策を決定する予定である。TFの関係者は「過去慰安婦の合意に関与していない外交部局長・課長級人事が生存者に会う予定だと聞いている」と述べた。各地方に居住する生存者32人全員を面談する時間を考慮すると、政府の決定は、平昌冬季オリンピックが終了した後の3月にごろ出てくるものと観測される。

今回の決定は、政府が慰安婦の合意の決定を「被害者の意見収斂」という方法で、平昌五輪以降に延期すると同時に、日本の安倍晋三首相の平昌五輪参加も要請するという外交的困難の解決を期待したもの解釈される。安倍首相は先だって「慰安婦の合意破棄時平昌五輪参加は難しい」と述べている。

現在の生存者32人のうち、既存の合意に賛成して日本政府が提供した見舞金1億ウォンを受け取ったおばあちゃんは、24人である。反対の意思を表明した8人のうち、いくつかのおばあちゃんは、合意破棄を主張する慰安婦団体(韓国挺身隊問題対策協議会・ナヌムの家)に属している。2015年の合意当時の生存者は46人で、このうち36人が合意に賛成した。政府関係者は「自分たちの命があるうちに終わらせたいという意見が多かった」と伝えた。

一部では、政府が慰安婦合意の履行に向けて名分を作る作業に入ると見ている。合意を破棄した場合、北朝鮮の核の脅威に対応した韓日間の、韓・米・日の間の安全保障協力に重大障害が発生することがあるからだ。
(引用ここまで・太字引用者)

 現在、生存している元慰安婦が32人。そのうち24人が見舞金を受け取っている。
 合意形成当時は46人中36人が合意に賛成していた。
 前者であれば75%が合意に賛成。
 後者であれば78%が合意に賛成。

 現在のムン・ジェイン政権の支持率よりも上ですわ。
 反対しているのは原則艇に挺対協に属している連中だけで、原則として多くの元慰安婦が賛成しているのが分かりますね。
 ま、現在の韓国の状況で「1000万円もらえる」ってなるんだったら、そりゃ賛成でもなんでもするでしょうけども。

 逆にいうのであれば、挺対協とその傘下にいる慰安婦たちは「1000万円」というようなはした金では動かないということでもあります。
 挺対協はナヌムの家を運営していて、そこには日本人韓国人問わずに寄付金がくるという話ですからね。1回限りであることが分かりきっている見舞金よりも、そういった寄付金のほうがおいしいということなのでしょう。
 まもなく慰安婦は在庫切れになることから、ベトナム人虐殺が云々って方向にまで分散投資をはじめたのは記憶に新しいところ。

 で、記事では「これらの措置は慰安婦合意を遵守するための下準備では」(太字部分)となっていますが。
 果たしてポピュリズムの権化であるかのようなムン・ジェイン政権にそれができるかどうか、という話ですよね。
 慰安婦合意を遵守しておいて、「ニュースサイトの検索ワード1位を『ありがとうムン・ジェイン』にしよう」なんていう連中がムン・ジェインの支持を続けるかどうか、ということでもあるのですが。
 なにしろ前政権であるパク・クネの成果をすべて否定するため(だけ)に生まれてきたのがムン・ジェイン政権ですからね……。

韓国は裏切る(新潮新書)
室谷克実
新潮社
2016/4/16