慰安婦合意の検証報告書 日本に事前説明へ=韓国政府(聯合ニュース)
韓国外交部支援学術団体、日本で「慰安婦合意は成果」発言(中央日報)
韓国政府は、旧日本軍の慰安婦問題を巡る2015年の韓国と日本政府の合意について、27日に発表予定の韓国外交部のタスクフォース(TF、作業部会)による検証結果を、一両日中にも日本側に説明する。韓国政府の消息筋が25日伝えた。

 この消息筋は「TFが報告書の文案の最終作業を進めていると承知している」とし、「文案が完成次第、外交ルートを通じて日本側に事前説明をすることになる」と述べた。
(引用ここまで)
韓国国際交流財団が元恵栄(ウォン・ヘヨン)共に民主党議員室に提出した資料によると、陳昌洙(チン・チャンス)世宗研究所所長は9月21日に静岡で開催された「韓日関係シンポジウム」で、朴槿恵(パク・クネ)政権の「慰安婦合意」について「ご存知のように2015年には韓日関係を改善しようという粘り強い努力が結実し、12月28日には慰安婦合意という成果もあった」と述べた。

続いて「それでも韓日関係にはまだ共に解決すべき課題が山積している」とし「特に釜山(プサン)の少女像設置で韓日関係はいつよりも冷え込んでいる。これをきっかけに日本は韓国が韓日合意を違反したと主張し、韓国もこれに無関心な状況だ」と話した。 (中略)

当事者の陳所長は韓国週刊誌『週間京郷』に「ファクトについて語っただけ」とし「2015年に慰安婦合意があり、成果を出したため、今後もうまくやっていこうという形で話した」と述べた。慰安婦合意は「屈辱的」という指摘が多いという点については「朴槿恵政権当時は成果だった。朴槿恵政権は慰安婦合意によって成果を得た」と話した。

韓国国際交流財団の関係者は韓国の京郷新聞に「(陣所長に対し)政府の政策基調と合わない部分は自重するのがよいという口頭警告をした」とし「その方が個人的に発言するのはよいが、我々は国の政策に合わせなければいけない。今後こういうことはないはず」と語った。
(引用ここまで)

 昨日の「元慰安婦に聞き取り調査をしているのは慰安婦合意を遵守するための下準備ではないか」というエントリに連なる感じでなんとも嫌な感じ。
 日本にとって慰安婦合意を外交カード化できるというのは、あくまでも「韓国が覆そうとする」という前提の下でなのです。
 これまでは「こんな合意なんて破棄してやる」みたいな言説が韓国国内で主流となってきており、その結果として釜山の日本総領事館横に慰安婦像が設置された。
 それを撤去しようとしない韓国政府に対して、日本は対抗措置をとることができたわけです。
 「慰安婦合意違反だ」と言って、攻めに転じることができた。

 ただ、合意を遵守する姿勢を取られると、カードの強さが減少してしまうのですね。
 「合意を遵守」まで行かなくても「遵守の姿勢」だけでも、弱くなってしまう特性があるのです。慰安婦像の撤去は「努力目標」なので「努力の姿勢」だけでも弱まってしまう。
 ただまあ、韓国国内事情としては「遵守の姿勢」ですら無理なんじゃないのとは思うのですけどね。

 外交カードとしての「慰安婦合意」を弱らせることができる手段としては「遵守」なのですが、遵守は国民感情が許さない。
 ただ、一点突破するつもりがあればやってやれないことはない。
 以前から書いているように「本当に能力、胆力のある政治家」であれば飛びこんできてしまう可能性があるのです……。この構造を破壊できるポイントは見えているわけですから。
 まあ、ムン・ジェイン政権であればそのあたりは安心ですけどね。
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2014/9/1