官房長官「信義に基づき実行を」 韓国側の日韓合意再検証を牽制(iza!)
 菅義偉官房長官は26日の記者会見で、韓国政府が慰安婦に関する日韓合意の成立経緯の検証作業を進めている状況に対し、「(日韓が)約束したことは国際社会でも高く評価されているので、お互いが信義に基づいて実行に移していくことが極めて大事だ」と述べた。

 一昨年末の日韓合意は慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を盛り込んだ。にもかかわらず、韓国側には、国家間で正式合意した内容を蒸し返し、問題解決を遠のかせようとする動きがある。

 韓国政府は27日に検証結果を発表する方針だが、菅氏は「韓国の内政について政府として申し上げるつもりはない」と語った。
(引用ここまで)

 まあ、対策としてはこれが正道といえるでしょうね。
 韓国のやることにいちいち反応せず、「最終的かつ不可逆的な解決」「合意を遵守すべし」とだけいう。
 そして、なにかやってきたら釜山の慰安婦像設置時のように対抗措置を執る。

 日本にとって一番困るのは「遵守する姿勢を見せつつ、合意違反をする」という状況ですかね。
 こうなると詐欺師が「いやいや、払うつもりはあるのですよ」って言って債務をほんの一部だけ支払うという状況。もはや詐欺罪では訴えることはできないというようなパターンに陥る可能性がある。
 ひとつ前のエントリで書いたのですが、こういう状況では外交カードとしての慰安婦合意の威力が弱まってしまう。
 ただまあ、それはだいぶ難易度の高い政治的判断が求められる行動なので、綱渡りのできないムン・ジェイン政権では無理。

 ムン・ジェイン政権のやりかたは三不の誓いやTHAADフル配備への経緯を見ても分かりますが、「ドーン!」って体当たりしちゃう。
 じりじりと調整とか交渉を経ようとしない。
 アメリカから「頭のおかしい人物」だとすら思われていたノ・ムヒョンの失敗を間近で見ていたのだから、それを他山の石とすべきなのですがやっていることはほとんど同じ。
 「破邪顕正」が今年のキーワードだったってニュースもありましたが、「パク・クネ政権のやってきたことはすべてが邪」なのです。
 そんな邪に対して「正」を持ってあたる「ろうそく革命」の寵児、韓国の正義の象徴、それこそがムン・ジェインですからね。
 政権の性格として清濁併せ呑むことはできない人たちでもあるのです。
 ……まあ、それ以前に政治家に向いているとは思えないのですけどね。

 というわけで慰安婦合意検証タスクフォースの検証結果発表は明日。楽しみに待つこととしましょう。全文とかも出るんですかねー。

開国前夜―田沼時代の輝き―(新潮新書)
鈴木由紀子
新潮社
2010/6/17