29人死亡堤川ビル火災から4日、現場周辺はすでに違法駐車だらけ(朝鮮日報)
 25日に忠清北道堤川市の商業ビル火災事故現場に行った。同日午後5時、火災を起こしたビルの向かいにあるスーパー「Sマート」の右側に隣接する長さ70メートルの道路の両側には、乗用車16台が違法駐車していた。道路の幅は約6メートル60センチ。違法駐車された道路の両側の車の間隔を測ってみると、2メートル85センチ前後だった。中型車1台がかろうじて通れるくらいだ。そのうち5台を両手で押してみたが、ハンドブレーキがかかっていてビクともしなかった。

 この堤川ビル火災では29人が死亡した。被害が大きくなったのは、違法駐車や非常口がふさがれていたことなど、基本的な安全上の注意が守られていなかったからだ。火災があった日、周辺道路の違法駐車のせいで、消防車は火災現場接近・救助に支障を来した。しかし、火災発生のたった4日後には同じことが同じ場所で行われていた。

 消防隊は21日の最初の通報から7分後の午後4時、現場に到着した。しかし、すぐに消防車両を救助作業に投入することはできなかった。火災を起こしたビル周辺の道路に違法駐車・停車車両が多く、火災現場への接近が難しかったからだ。

 消防車はすぐ近くの道路を迂回(うかい)して現場に向かおうとしたが、これも違法駐車車両のせいで阻まれた。結局、大きな道路に出て約500メートル遠回りして反対側に行った。また、救助作業に必要なスペースを確保するのに約30分間、違法駐車・停車車両を移動させなければならなかった。 (中略)

火災現場ビルの周辺には、集合住宅や商業ビルが密集しているが、駐車場が設けられている建物はあまりなかった。近くの5階建て商業ビルは、駐車スペースが5台分だけだった。火災現場ビル周辺の商業ビルで飲食店を経営している人は「スポーツセンター利用者は駐車場のない商業ビル前に違法駐車をするので、うちの店に来る客も駐車する所がなくなり、苦労することが多かった」と話した。近くのカフェの経営者も「店の前の道路に違法停車するのを当然だと考えている人がいる。駐車場が足りなければ車で来なければいいのに、そうでないのが実情だ」と言った。別の住民は「駐車場が足りないので、仕方なく違法駐車することがある」と告白した。慶一大学消防防災学科のコン・ハソン教授は「『自分の車1台くらいなら…』という考えが災害を大きくする。こうした意識が変わらなければ、どんなに制度を改正しても災害を繰り返し招くだろう」と警告した。
(引用ここまで)

 堤川ビル火災では消防車が到着しても違法駐車の列によって阻まれて消火活動に遅れが出たという報道がありましたが。  火災からわずか4日後には元の木阿弥になっていたと。

 テグの地下鉄放火事件の時も、そしてセウォル号沈没事故の時も。
 同じように「我々の社会は変わらなければいけない」と言い続けていました。
 まあ、それ以前の三豊デパート崩壊事件、聖水大橋崩落事件の時も同様でした。
 今度こそ我々は変わるのだ、と。
 事故直後は反省したような話が盛んに出てくるのです。

 ですが、のど元過ぎれば熱さ忘れる。
 すぐに元通り。地下鉄はATSを切って運行されるし、どうせ春になれば道路は陥没するし、事故こそ起こっていないけど船の過積載も変わっていないでしょう。
 この堤川ビル火災の翌日からも、なにも変わることなく韓国の道は
 公に信頼を置くことなくウリとナムのウリだけを信じ、ナムに対してはなにをしてもいいという韓国社会そのものの構造を変化させなければ意味はないのです。
 「これが国か」って大統領を弾劾したところで、違う陣営から同じような連中が出てくるだけ。
 しょせんは同じ構造の中で育ってきた人間ですからね。ていどの違いはあっても、背景に抱えているものはなにも変わらないのです。
 それがこの「違法駐車再開」にはしっかりと現れていますね。