韓米合同軍事演習の延期に…米「南北対話は五輪に制限」(中央日報)
Readout of President Donald J. Trump’s Call with President Moon Jae-In of the Republic of Korea(The White House)
米ホワイトハウスは4日(現地時間)、文在寅(ムン・ジェイン)大統領とドナルド・トランプ米大統領が電話会談で平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)期間に合同軍事演習をしないことで合意したという事実を公式確認した。 (中略)

ただし、青瓦台(チョンワデ、大統領府)が公開した「我々の助けが必要であれば、いつでも知らせてほしい。米国は100%文在寅大統領を支持する」というトランプ氏の発言は米国側の発表文にはなかった。また「家族派遣」もなかった。
(引用ここまで)

 ホワイトハウスがトランプ大統領とムン・ジェイン大統領の間で対話のあった米韓合同軍事演習の延期についてリリースを出しました。
 さらっと訳すとこんな感じ。

「両国は北朝鮮に対して最大級の圧力の継続と、過去の失敗を繰り返さないことを確認した。両者は平昌五輪の安全と成功に専念し、トランプ大統領は高官を代表団として送ることを語った。両者は期間中の軍事演習を回避することに合意した」

 これだけです。
 あくまでも事実だけを追った事務的なリリースですね。
 韓国大統領府は「トランプ大統領は『100%ムン・ジェインを支持する』と言明した」だの「家族を派遣する」だの言っていましたが、そんな話はまったくなし。

 ……ね?
 先のエントリで「韓国大統領府の言っていることだからなぁ」……と散々書いていましたが。
 笑っちゃうくらいにその通りになってしまうというね。
 原則として韓国大統領府からのリリースは疑ってかかる必要があるのです。
 まあ、実際の会話としてはトランプ大統領はそういったことを言っていた可能性はあると思いますが。
 それをリリースというか、リークさせるかどうかはまた別の話ですわな。
 数時間単位ではしごを外されてしまったわけです。
 米韓の間に吹く隙間風を感じざるを得ませんね。
 あ、中央日報の記事の後半部分にはまた別途言及したい部分があるのでもうひとつエントリ書くと思います。

嘘の見抜き方(新潮新書)
若狭 勝
新潮社
2013/5/17