零下14度、宿泊費は通常の3〜10倍!! 極寒の平昌オリンピック開催地をルポする(文春オンライン)
 車を降りた瞬間、体が氷結した。

 その日は雲一つない快晴だったが、気温は零下14度! ところどころに残っていた雪が、強風で粉雪となってクルクルと舞っていた。 (中略)

 昨年暮れに訪ねた大関嶺面(テグァンリョンミョン)は、開・閉幕式が行われるメインスタジアムがあり、スキージャンプなどの会場となる平昌オリンピックの中心地。期間中、オリンピック組織委員会をはじめ、プレスセンターなどが設置される。そんな、開催が直前に迫った現地をルポする。 (中略)

 メインスタジアム近くにあった小さな記念品店に入ると、チマチョゴリ風のエプロンやオリンピックマスコットのキーホルダーなどが所狭しと並んでいた。そろそろ客足も増えていて、国内のスキーヤーやオリンピックの下見に来ている欧米人などが多いという。

 店番をしていたのは地元出身の大学生で、せっかくだからオリンピックに関わりたいと帰省した。

「やっぱり地元でオリンピックが開かれるからには参加したいですよね。ただただ無事に終わってほしい」

 そう語る彼女に寒さ対策をどうしているのか訊くと、「地元住民は寒さに慣れているから」と言いながらも、冬の気温が下がる日はロングダウンジャケット(膝下まであるダウンジャケット)と耳まで隠れる帽子(この上にさらにダウンジャケットのフードをかぶる)、手袋はもちろん必須で、冷えやすい足下には靴下を2枚重ねし、顔も冷気に触れないようフェイスマスクで覆うそうだ。

 そして、忘れてはならないのが携帯のスペアバッテリーや充電機器で、「外で電話しようものなら、寒さであっという間にバッテリーが減ります」と教えてくれた。

 そう、開催を前に今、平昌オリンピックで一番怖れられているのがこの寒さだ。
(引用ここまで)

 韓国在住の記者による平昌の現地レポート。
 11ヶ月前にあった四大陸フィギュアのレポートの時に比べると、アクセスや宿泊状況についてはマシになっている感じですかね。

 KTXの開通でだいぶ様相が変わっているというのは実際なのでしょう。
 ソウルから2時間で着くっていうなら、のぞみで東京〜京都間とさほど変わらない。目的がひとつだけなら日帰りも可能な範囲になったとはいえますか。

 ところで現状、北米には大寒波が訪れていてフロリダでは30年ぶりの積雪、ニューヨークでは爆弾低気圧で街が凍ったと言われ、州知事は非常事態宣言発令。ボストンでは潮位が上がって街中氷水まみれ。カナダでは動物園のペンギンが屋外から待避するという状況になっているそうです。
 去年、すさまじい寒波が襲ったヨーロッパも同様に寒いらしく。全世界的に今年の冬は平年よりもかなり寒いものになりそうとのこと。

 この記事の中でも風の強さと、それによって下がる体感温度について語られていますね。
 平昌の名物はスケトウダラの干物とのことで、それも強い風あってのものだとか。
 前に九州旅行した時にイカを回転させて干しているのを見てちょっと驚いた覚えがありますが、あれも人工的に風に当てて一夜干しを作る機械なのですね。ちなみにあの機械の名称は「いかぐるぐる」。

 さて、低温と風のダブルパンチで、開会式場で行われた杮落としのコンサートでは低体温症患者が出たことから、「シベリア開幕式」にそなえて防風幕をつけるということになったそうですが。

 ・施設は解体が簡単なように風が抜ける骨組み中心の構造体になっている。
   ↓
 ・そこに防風幕をつける。
   ↓
 ・防風幕が風を受け止めて応力が発生する。

 ……一瞬、ドリフの「盆周り」が頭の中にかかったような気がしたのですが、気のせいでしょう。

ザ・ドリフターズ ベストコレクション
ザ・ドリフターズ
渡辺音楽出版株式会社
2004/11/25