安倍「合意守れ……韓国側の新しい方針は絶対受け入ない」(聯合ニュース・朝鮮語)
日本の安倍晋三首相は12日、カン・ギョンファ外相が最近、日韓慰安婦の合意で問題が解決されなかったと明らかにしたことに対して対応することができないと反発した。

彼はこの日、官邸で記者との囲み取材で日韓慰安婦合意について「合意は国と国との約束であり、それを守ることは国際的かつ普遍的原則である。(韓国の新しい方針は)絶対許容することができない」と述べたと共同通信が伝えた。 (中略)

これはカン・ギョンファ外相が再交渉要求をしないとしながらも、合意には問題があるとして他のアクションを要求したこと自体を「慰安婦問題の最終的なかつ不可逆的解決」という合意を否定するという日本政府の認識が反映されたものであると受け取られる。

これにより、歴史問題と日韓の未来志向の協力を分離して、日本と正常な外交関係を回復するという韓国政府の意図にもかかわらず、日韓関係は急速に冷却される可能性も排除することはできないようだ。
(引用ここまで・太字引用者)

 NAVERのニュースで5時間ほどで5000のコメントがついています。韓国においてもかなりのインパクトのある記事、ということになるでしょうね。
 まあ、「安倍総理が韓国に対して『まったく受け入れられない』と発言した」というニュース自体はご存じのかたも多いのでさらっと流します。
 日本側としてみたら当然のリアクション。
 これ以上も、これ以下もないところでしょう。というか、なにを行ってこようとなにをやろうと「慰安婦合意の着実な履行を求める」としか言いようがない。なにせ、「最終的かつ不可逆的に解決」している事項ですから。

 というわけで、韓国側の受け取りかたのほうをチェックしたいのですが。
 太字部分。ここ面白いですね。
 「慰安婦合意を破棄も再交渉もしないという判断をしてやって、未来志向の協力をしてやる、心からの友人になりたいとまでムン・ジェイン大統領が言っていたにもかかわらず、日韓関係は急速に冷却される」のだそうですよ。
 安倍のせいで、とまでは書いていませんが。
 まあ、趣旨としてはそういうことですわな。
 「もったいなくもムン・ジェイン大統領様からツートラック外交の呼びかけがあったのに、安倍がそれを断った」というような話になっている。

 楽韓Webで「韓国内では『外交王ムン・ジェインの神の一手で国内外バランスの取れた方針になった』との雰囲気に満ちている」と報じてきました。勘違いが広まりつつあると。
 メディアですらこんなことを書いているのです。「もうこれで慰安婦問題は棚上げで日韓関係はよくなるぞ」っていうつもりだったのでしょうね。
 しかも「日韓関係が冷却される可能性も排除することはできないようだ」ですって。
 まだ日韓関係の「正常化」に一縷の望みをかけていることが分かりますね。
 やっぱり日本に実際に来てみないと分からない空気感というものはあるのでしょう。

 ……さすがにそろそろ違うジャンルの話が書きたいですね。

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2016/12/13