河野氏、日韓外相会談に意欲 カナダ訪問時、慰安婦問題など議題(朝日新聞)
韓国の日韓合意新方針 安倍晋三首相「全く受け入れることできない」と公式に拒否 菅長官、日韓首脳会談「予定ない」(産経新聞)
 河野太郎外相は11日、BS11の番組で、カナダ・バンクーバーで16日に開かれる北朝鮮問題に関する多国間の外相会合に合わせ、韓国の康京和(カンギョンファ)外相と会談する場が「当然ある」と述べた。韓国側が慰安婦問題の日韓合意に関して新方針を表明したことや、北朝鮮との南北閣僚級協議について意見交換するとログイン前の続きみられる。
(引用ここまで)
 河野太郎外相はカナダ・バンクーバーで16日に開かれる北朝鮮関連の国際会議に出席する予定で、同会議に参加する韓国の康外相と会談する可能性がある。ただ、外務省幹部は外相会談が実現した場合の対応について「合意をしっかり履行してくださいということに尽きる」と突き放した。
(引用ここまで)

 朝日新聞の書き方だと「河野外相がカン・ギョンファ外交部長官との会談を心待ちにしている」というような感じになりますが、産経新聞の書き方では「会っても慰安婦合意については『履行してくれ』しか言うことはない」となる。
 まあ、それぞれの報道各社の姿勢が垣間見えて面白いものですね。

 そして韓国メディアは朝日新聞の報道を引用して「河野外相は意欲的だ」と書き、それを読んだネチズンが「はは、ムン・ジェインの神の一手で日本がクソ焦ってやがる!」とコメントを書くという地獄絵図。

 韓国政府は「我々が新たに10億円を出す。日本側の10億円は返還したい。受け取ってもらえないのであればどこかに預託する」というような説明をしてくるのでしょうが、そんなものはもう韓国国内の問題なので自由にどうぞとしか言いようがない。
 日本政府に課せられた履行義務はすべて果たしているのだから、協議のしようがない。

 慰安婦合意の実質的破棄をトランプ大統領のNAFTAやパリ協定の離脱を例に挙げて「問題ない」とする話も出ているのですが、NAFTAにしろパリ協定にしろ離脱することは合法。
 NAFTAは離脱宣言から半年のスパンを置けば手続き完了。パリ協定は発行した2019年からなら合法的に離脱可能。

 どちらも慰安婦合意のように「最終的かつ不可逆的に解決」と記されているわけでもなし。
 例に挙げるものが恣意的なのですよね。
 外交関連で「最終的かつ不可逆的に解決」なんていうものに関して合意するということ自体がおそらく前代未聞で比較対象がないっていうのがまた韓国政府にとってのハードルを高くしているわけです。

 ま、この会談で韓国がなにを言い出すかっていうのもわりと注目ポイントです。

Voice(ボイス) 2017年 7月号
Voice編集部
PHP研究所
2017/6/9