「最低賃金コスト分担しよう」触れたフランチャイズ事業者「廃業決定」(世界日報・朝鮮語)
「もう心配する必要はありません。廃業を決めました。」

全国に30以上の外食の加盟店を運営しているAフランチャイズB代表は20日、今年上半期中に事業を接したいとした。
B代表のこのような重大な決断は去る19日キム・サンジョ公正取引委員長の講演で「最低賃金の引き上げで発生する費用を社会的に分担しなければならない」という内容を聞いて決定した。
キム委員長はこの日、「最低賃金引き上げに発生する費用を零細企業や小商工人が負担するようにしてはいけない」とし「直接の当事者だけでなく、いくつかの利害関係者が共に負担しなければならない」と強調した。

最低賃金引き上げによる加盟店のコスト負担を、加盟本部がサポートせよとしたものだ。

B代表は「政府が最低賃金を上げ、その費用負担を加盟本部に押し付けている」とし「加盟本部が昨年赤字だというのに、どこから出るお金で加盟店をサポートすればいいのかわからない。いっそ事業を畳んだほうが楽そうだ」と吐露した。
また「国内では、フランチャイズ事業がますます難しくなっており、廃業をする加盟本部が続出するだろう」とし「そうなれば、多くの雇用が減って失業者は創業機会を得られないだろう」と指摘した。

Cチキン加盟本部D代表も廃業を心配するのは同じだ。
D代表は「加盟店が50個未満の零細加盟本部はほとんど赤字で加盟店を支援する余裕がない」とし「人件費は2020年まで継続して上がるのに、その負担をすべて抱えなければならないのなら事業売却する必要があるようだ」と訴えた。
また「政府が支援を約束している零細事業者こそが私たちのような小さなフランチャイズ」と「政府は、フランチャイズを零細事業者に認定していないようだ非常に残念だ」と述べた。

国内フランチャイズ業界が大きくざわめいている。

今年から最低賃金が時間7530ウォンと上昇し、負担が少なくない中、政府がその費用負担を加盟本部に転嫁させようとしているからである。
実際に公正取引委員会は、最低賃金の引き上げなどでコストが増加すると、加盟店が加盟本部に金額の調整を要請することができ、要請を受けた加盟本部は10日以内に協議を開始しなければならないという内容の標準契約書を改訂して普及する予定である。
また、今年上半期中に加盟法施行令の改正により、加盟本部の購入要求品目に関連する情報の公開を強化する計画である。

Eピザ加盟本部の関係者は、「政府は、加盟本部が加盟店に対して大きな暴利をとるものと見ているがこれは誤った偏見である」とし「加盟店が難しければ、加盟本部も一緒に難しい。だから加盟本部と加盟店が頭を突き合わせて共生方策を探している」と強調した。
(引用ここまで)

 楽韓Webで「財閥絶対殺すマン」と命名されたキム・サンジョが中小企業も含めて殺しにかかってます。
 フランチャイズ企業は店舗に対して最低賃金を達成するための援助をせよ、ですって。
 これが個人の考えかただけではなくて、政府方針として行おうとしているっていう。
 で、それを聞いたフランチャイズ企業の創業者が「じゃあもういっそのこと事業畳むわ」って言い出した。

 それも当然。
 なにしろ、ムン・ジェインは2020年に最低賃金1万ウォンまで突っ走ると宣言している。2017年比で1.5倍に引き上げるっていう状況。それで止まるのかどうかすら分からない。
 従業員数30人未満の中小企業については政府が補填する(ので35人の企業は6人解雇しようとする)けど、それ以上の企業については補填ゼロ。
 政府と同じ役目をフランチャイズ本部がやれって話ですからね。

 もはや共産主義の考えかたです。「資本家は労働者を一方的に搾取する悪である」っていう。
 そして悪の資本家から国が金を取り上げて、搾取されてきた人民に配布するのだ……ってことですよ。じゃあ、資本家がやってきたことを国がやってるのと変わらないだろっていうのが、共産主義の根本的な問題というか、より極悪な部分なのですが。まあ、それはさておき。

 今年の7530ウォンまでであればともかく、来年も再来年も最低賃金が上昇することはほぼ確実。
 それなのにパイの大きさや経済構造はなにも変わらないどころか、「資本家は悪だ!」とばかりに糾弾してくる。
 京紡のようにまだ体力があり、かつ工場を海外出せるのであればなんとかなるでしょうが。
 韓国国内相手のサービス業、それも赤字だったら廃業しか選択肢がありません。
 というか、サービス業も海外展開に血路を見いだそうとしている状況だったりします。

 ただまあ、キム・サンジョもムン・ジェインもこのまま突っ走るべきですね。日本のムン・ジェインファンクラブ会長を自認する楽韓Webでも精一杯の支援をします。「がんばれ」って言うだけですけどね。

資本論 ─まんがで読破─
マルクス / バラエティ・アートワークス
イースト・プレス
2008/12/15