「河野外相の発言は不当な領土権主張」 韓国政府が撤回要求(聯合ニュース)
第196回国会における河野外務大臣の外交演説(外務省)
 韓国政府は22日、「日本政府が外相の外交演説を通じ、わが固有領土の独島に対し、再び不当な主張を繰り返したことを非常に遺憾に思う。直ちに撤回をすることを求める」とする外交部報道官の論評を発表した。

 また、歴史的・地理的・国際法的に明白な韓国固有の領土に対する誤った主張をやめ、謙虚に歴史を直視する姿勢を示すべきだと強調した。
(引用ここまで)

 ちょっと面白いなぁと感じたことがありまして。
 この抗議は昨日の国会における外相演説として出された「日本固有の領土である竹島については〜」という発言に対してのものなのです。
 同じような文言は岸田外相時代にも述べられていますし、民主党政権時代にも玄葉外相時代には語られています。
 前原、岡田の際には語られていませんが、それ以前の麻生政権時の中曽根(弘文)外相の時にも語られていませんでした。

 で、国会で演説があったあとには韓国政府からの抗議がくるという、まあ言ってみればお約束の展開になるのですよ。
 ここ何年かのパターンでした。

 ただですね。
 バンクーバーにおける日韓外相による朝食会の時にも「竹島問題についても簡潔に提起した」とあったのです。
 このときはなんの抗議もありませんでした。
 本来だったらこっちのほうに抗議すべきところなのでしょうけど、なぜか完全にスルー。
 おそらくですが、韓国政府としてはこんなところで竹島問題に言及されるというのは意外だったということなのでしょう。発言自体がノーマーク。さらにはそれが外務省サイトに明示されるということもノーマーク。
 逆にいえばそういった韓国政府にとって意外な場所で言及があったほうがいいし、あるべきなのでしょう。
 ちょっと面白い時代に入ってきたかな、という感触がありますよ。

日本の領土問題 北方四島、竹島、尖閣諸島 (角川oneテーマ21)
保阪 正康 / 東郷 和彦
KADOKAWA / 角川書店
2014/9/10