韓国政府、脱北公使に平昌五輪中の公的活動自粛求める(朝鮮日報)
「韓国政府は北朝鮮関連で言論統制」 米専門家が批判(朝鮮日報)
【社説】米副大統領「北朝鮮の平昌拉致を深刻に受け止めている」(朝鮮日報)
 2016年に韓国へ亡命した太永浩(テ・ヨンホ)元駐英北朝鮮公使(写真)など北朝鮮の体制に批判的な脱北者に対し、韓国政府が平昌冬季オリンピックの期間は公開の場での活動を控えるよう勧告していることが、23日までに分かった。これとともに、韓国軍の新兵器配備をめぐる行事の広報も縮小されたことが確認された。オリンピックを前に、北朝鮮を刺激しかねない行動をできるだけ控える方針によるものだという。 (中略)

 複数の脱北者が明らかにしたところによると、韓国の公安当局は太永浩・元公使をはじめとする有力脱北者に「平昌オリンピックが終わるまで、メディアのインタビューなど公開の場での活動はなるべく控えてほしい」と求めた。北朝鮮の事情に詳しい消息筋は「表向き、安全上の考慮という名目を掲げていたが、実際は『南北和解の雰囲気に水を差すな』という警告に聞こえた」と語った。北朝鮮は、これらの脱北者について「人間のごみ」と非難してきた。

 また韓国軍の消息筋によると、今年3月末に米国で開かれる韓国空軍の次期戦闘機「F35A」の1号機ロールアウト(初公開)行事に、韓国側がお祝いのメッセージを送ろうとしていた計画もキャンセルされた。ステルス性能に優れたF35Aは、北朝鮮の核・ミサイルの脅しに際して先制対応する韓国軍の「キルチェーン」戦略の中心戦力だ。

 韓国政府は当初、この行事に国防部(省に相当、以下同じ)の宋永武(ソン・ヨンム)長官もしくは全済国(チョン・ジェグク)防衛事業庁長の祝賀ビデオメッセージを送ろうとしていたが、最近になって取り消した。韓国政府の内外からは「F35Aのロールアウト行事が南北対話の局面に負担を与えかねない、という考慮が働いた」という声が上がっている。また国防部は最近、上陸機動ヘリ「マリンオン」を配備した海兵隊に対しても「北朝鮮への斬首・潜入作戦に使用する、といったPRは控えろ」という指示を下した。 (中略)

 毎年2月末もしくは3月初めに始まっていた韓米合同軍事演習「キーリゾルブ(KR)」「フォールイーグル(FE)」も、韓国政府の要請で4月に延期された状態だ。韓国軍内外からは「演習の規模が縮小され、再度の延期もしくは中止があるのではないか」という懸念の声が上がっている。
(引用ここまで)
 かつて在韓米軍の法務官を務めた北朝鮮人権活動家、ジョシュア・スタントン弁護士は23日、短文投稿サイト「ツイッター」に「(韓国政府が)メディアに北朝鮮批判を自制するよう要請し、金正恩(キム・ジョンウン)反対派のデモ隊メンバーに対する犯罪捜査に着手した」と書き込んだ。スタントン氏は米下院外交委員会の対北朝鮮制裁法の草案を作成した人物だ。同氏は「『対話』は北朝鮮を良い方向に変化させるのではなく、相手を悪い方向に変化させる」と指摘した。 (中略)

 スタントン氏はまた「開放的で活気に満ちあふれた韓国の民主主義の模範とされる進歩系の人々が、今では(韓国に亡命した元駐英北朝鮮公使の)太永浩(テ・ヨンホ)氏や著名な脱北者たちの口封じをしている」と指摘した。

 一方、先ごろ韓国を訪れた米ヘリテージ財団のブルース・クリングナー先任研究員も21日、ツイッターに「ソウル滞在中にテレビのインタビューを受けた。しかし文在寅政権に批判的すぎてはならないという編集委員会の圧力があり、多くの部分はカットされたと後で聞いた」と書き込んだ。
(引用ここまで)
開会式に出席するペンス副大統領は「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が平昌オリンピックのメッセージをハイジャックしないか深刻に懸念している」と述べたことが23日付のワシントン・ポストで報じられた。その報道によるとペンス副大統領は「オリンピックが2週間の宣伝戦に変質しないようにしたい」とも語ったという。平昌オリンピックを利用した北朝鮮の傍若無人ぶりはまさに度を過ぎているが、これをペンス副大統領も深刻に受け止めているのだ。

 このままでは2月8日の開会式前日、平昌オリンピックの前夜祭は金正恩氏の独壇場になるだろう。平壌では核ミサイルを前面に出した軍事パレードが行われ、江陵では北朝鮮の玄松月(ヒョン・ソンウォル)氏率いる三池淵管弦楽団がオリンピック前夜祭のステージに立つ。しかしここまで配慮を示したからといって、金正恩氏が核開発を放棄することはあり得ない。平昌オリンピックを利用して自分たちに対する制裁を無力化し、核保有を認めさせようとしているだけだ。平昌オリンピックは韓国国民が20年にわたり苦労して誘致し開催にこぎ着けたものだ。ところがこのオリンピックまで拉致されるといった懸念が現実となり始めているのだ。
(引用ここまで)

 いやもう、一気呵成。
 北朝鮮に平昌に来ていただくため、それ以前の南北会談を成功させるためであったらムン・ジェインはなんでもする。
 三遍廻ってワンと鳴いてから股を潜るくらいのことは朝飯前でしたね。
 思想統制、言論統制、脱北者の軟禁なんでもあり。これだったら女子ホッケー代表の犠牲なんて当然です。
 北の代表団の誰かが「たばこ」って言ったらムン・ジェイン自身が好みの銘柄を持っていって、跪いてマッチに火をつけて、手のひらを灰皿にするくらいの勢いです。

 韓国用のF-35A1号機がロールアウトする記念式典にすらメッセージを送らない。
 スリオンの韓国海兵隊バージョンであるマリンオンが完成(そしてあの独島艦が搭載ヘリをついに獲得!)したのだけども、斬首作戦に使用可能ということを言ってはいけない。
 ひとつ前エントリで書いたヴァージニア級原潜テキサスの入港拒絶について、最初は疑問に思っていたのですが「あ、こりゃやるわ」って感じです。
 そもそもヴァージニア級は海軍特殊部隊であるNavy SEALsの潜入作戦にも使用される原潜です。
 そんなものを目につくところに停泊させて、北朝鮮の機嫌が悪くなったら大変です。
 担当者のクビじゃ効かないでしょうね。というわけで忖度して、入港を拒否したというわけでしょう。

 1984の世界を実現するのは中国が先か、韓国が先か。
 いまのところはテクノロジーを使った統制支配においては中国が一歩リードしているって感じです。でも、韓国もまあ負けちゃいないです。
 どっちもがんばれ!