平昌五輪:女子団体追い抜き韓国代表の盧善英、大韓スケート競技連盟の手続きミスで出場できず(朝鮮日報)
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平昌五輪:起死回生、スケート女子・盧善英に出場のチャンスが(朝鮮日報)
 女子団体追い抜きに出場する予定だった盧善英は先日、代表を外された。五輪出場資格がないことを今になって知ったからだ。スケート連盟が国際規定を正しく理解していなかったためだった。

 盧善英24日夜、写真共有ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「インスタグラム」に心境をつづった。「私と弟、そして家族の夢と希望を踏みにじり、謝罪どころか責任逃ればかり。一体誰のために存在している連盟なのか…」「(弟の)珍圭(ジンギュ)は金メダル獲得に利用され、私は金メダル獲得から除外された。連盟は、4年前メダル候補だった弟が体調不良を訴えても無視して五輪メダル獲得にきゅうきゅうとし、今メダル候補でない私のために何の努力も支援もしてくれない」と書き込んだ。

 盧善英の3年下の弟・盧珍圭は金東聖(キム・ドンソン)、安賢洙(アン・ヒョンス、後にロシア国籍を取得してビクトル・アン)の後を継ぐショートトラック界の有望選手だったが、2014年のソチ五輪直前に骨肉腫と診断され、出場できなかった。盧珍圭は病床で姉に「平昌五輪は必ず一緒に出よう」と約束したが、闘病の末、16年3月にこの世を去った。

 盧善英は弟の分まで頑張ろうと近い、平昌五輪出場を目指した。昨年10月にキム・ボルム(24)、パク・チウ(19)と共に女子団体追い抜き韓国代表に選ばれた。団体追い抜きに出場する選手は2017−18シーズンのワールドカップ(W杯)第1−4戦で個人種目(500メートル・1000メートル・1500メートルなど)の出場権を取らなければ、五輪に出場できない。この規定は16年5月に国際スケート連盟(ISU)のホームページでも公示された。

 W杯第1戦(11月10−12日)が迫っていた17年10月末。大韓スケート連盟は関連規定をきちんと理解していないまま、ISUに関連規定を問い合わせる電子メールを送った。大韓スケート連盟は「ISUから開催国には団体種目である団体追い抜きの出場権が与えられるので、個人出場権を取っていない選手も基準記録さえ通過すればよい」との回答を受けたと主張している。盧善英は連盟の言葉を信じて個人種目(1500メートル)には全力を出さず、W杯第1−4戦の女子1500メートル総合成績は34位にとどまった。出場資格は32位までだ。

 連盟はW杯第4戦が終わった10日になってようやく盧善英に出場資格がないことを知った。練習の最終段階になって青天のへきれきとも言うべき事態に見舞われた盧善英は、メディアのインタビューで、「大韓スケート連盟が規定をきちんと理解していなかったために発生した事態なのに、ISUのせいにしているのがとても腹立たしい。『私がメダル有力候補だったら、このようなことになっていただろか』と思ってしまう」と語った。 (中略)

盧善英は「私は韓国代表であることが誇らしいわけではなく、国のために出場したくもない。大韓スケート連盟は私たち家族の最後の希望さえ奪った」と書いてインスタグラムの文を締めくくっている。
(引用ここまで)
 大韓氷上競技連盟の手続きミスのため平昌冬季オリンピックに出場できなくなっていたスピードスケート女子の盧善英(ノ・ソンヨン)選手(28、KOLPING)が、起死回生でオリンピック出場のチャンスを得た。ただし盧善英は、代表チーム除外通知を受けた翌日の24日、「国のために走りたいとも思わない」と語っており、オリンピックに出るかどうかは本人の選択にかかっている。 (中略)

 盧善英の平昌行きの道が開けたのは、当初は個人資格でスピードスケート1500メートルに出場しようとしていたロシアの選手2人が最近、国際オリンピック委員会(IOC)から出場禁止の決定を受けたからだ。2人がロシア選手団のリストから除外されたことで、補欠第2位だった盧善英にオリンピック出場権が割り当てられた。
(引用ここまで)

 ひど……。
 いつまで経ってもセウォル号沈没事故のときからメンタリティが変化しない韓国、という記事を紹介したエントリで「なんら構造も変わっていないし、どういう社会を目指すのかも決まっていないのに『我々は革命を成し遂げたのだ』とかなに言ってんの」と書いたものでしたが。

 昨日に起きた病院火災。
 そしてこの「手続きミスで五輪出場資格喪失」もまったく同じ構造。
 「これでいけると思ったんだ」とか「我々の認識では問題がないはずだった」っていうだけで、現実は放置していただけだった。

 五輪や世界選手権でメダル候補となる選手には手厚くケアが施され、そうでない選手にはそれなりに、というのはある意味においてしかたない部分もあるでしょう。
 世界のどこででもそうされているのは間違いない。
 でも、こうして自国開催のオリンピックに向けて「代表」となった選手に対して、出場資格がどのようなものであるかすらチェックできないんじゃ協会の存在している意味すらないですよね。

 正確にいえば「出場資格喪失」ではないのか。最初から出場資格自体がなかった選手を「代表確定」ってやってしまっていたわけですから。
 なおのこと罪深いというか。
 ロシア選手の出場資格がなくなったおかげで、出場できるかもしれないということになったそうですが。
 こうして一度、心が折れたものを立て直すのはけっこう大変な作業ですよね。

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飯田 ぽち。
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
2016/12/17