安倍首相の平昌訪問 韓国大統領府の説得で実現=未来志向を強調(聯合ニュース)
菅官房長官「安倍首相、平昌五輪前に文大統領と会って慰安婦合意の履行を要求」(中央日報)
日本の安倍晋三首相が平昌冬季五輪期間中、朝鮮半島を取り巻く4大国(米国・中国・日本・ロシア)の首脳として唯一訪韓を表明したのは、青瓦台(大統領府)を中心とする韓国政府の粘り強い説得があったためだ。 

 旧日本軍慰安婦問題を巡る韓日合意の扱いを巡り、両国が立場の違いを見せる中、安倍首相の来韓の可能性は低いとの認識が今月初めまで広がっていたが、北朝鮮問題での連携や過去の歴史を越えた未来指向の協力関係を強調したことが実を結んだ。 (中略)

 青瓦台だけでなく、韓国政府も安倍首相を平昌に招くために積極的な支援を行ったもようだ。政府関係者は、自民党の竹下亘総務会長と接触し、安倍首相が平昌五輪の開会式か、閉会式に必ず出席する必要があると説得したという。

 同関係者は平昌五輪を機に両国の首脳が会談し、慰安婦問題を越えた未来指向の協力関係について議論しなければ、両国関係の改善は容易ではないと強調したという。
(引用ここまで)
平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)開幕式への出席を表明した日本の安倍晋三首相がこの出席を機に文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談を行い、韓日慰安婦合意の着実な履行を要求することが発表された。

29日、菅義偉官房長官はこの日午後の定例記者会見で、韓日首脳会談を来月9日、平昌五輪開幕式に先立って五輪会場近くのホテルで開く予定だと発表した。

菅官房長官は「(韓日)合意は国と国との約束であるから、韓国側が一方的にさらなる措置を求めてくることは全く受け入れられない」とし「韓国側に実施を強く求めるのは当然だ」と主張した。
(引用ここまで)

 日米中露のうち……というか、全世界を見渡しても唯一「本当の首脳」が来るのは安倍総理だけ。
 というわけで青瓦台がその功績を鼻高々に喧伝しているようですね。
 「安倍総理が訪韓するのは青瓦台から『未来志向の日韓関係を』という説得が功を奏したため」ってな感じでしょうか。
 以前から楽韓Webでは韓国側は政府もメディアも「新措置を要求したのはともかく、ツートラック外交は有効に働いている」というような勘違いをしていると指摘していましたが。
 それがそのまま報道されているってところです。

 だけども、そんな記事が出たのと同じ日に菅官房長官が「平昌近くで行われる首脳会談は慰安婦合意の履行を直接求めに行くものだ」と言ってしまうというね。


 5分10秒くらいからの質問です。

 ま、実際問題として日本にとっては慰安婦合意こそが未来志向の日韓関係の礎であり、履行なしにはなにも進まないというスタンスで間違いない。
 韓国にとっては未来志向の日韓関係とは日韓通貨スワップ協定だったりするのでしょうけども。

 施政方針演説でも分かるように、韓国に対するプライオリティは年々下落しています。ついに「重要な隣国」ですらなくなり、「国際約束、相互の信頼の積み重ねの上に、未来志向で、新たな時代の協力関係を深化させていく」国になった。
 約束を守り、信頼が積み重ねられなければ未来志向はない、ってことですよ。

 「未来志向」の言葉を巡ってアンジャッシュのコントのような状況になりつつありますね。

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渡部 建
SBクリエイティブ
2018/1/5