首相が平昌五輪で訪韓へ 主目的を取り違えぬよう(毎日新聞)
慰安婦問題を話し合うという安倍氏に日本メディア「訪韓の主目的を取り違えぬよう」(中央日報)
 私たちは、むしろ出席した方がいいと主張してきた。「平和の祭典」に政治的な対立を持ち込むべきではないと考える。

 2年後の2020年には同じアジアの日本で東京五輪・パラリンピックが開かれる。出席を決めた首相の判断は理にかなっている。

 ただし、気になるのは、首相の訪韓について慰安婦問題での抗議に力点を置くような議論があることだ。(中略)

 具体的な会談日程が決まらないうちにメディアを通じて首脳会談の意向を明らかにし、そこで慰安婦問題で直言することを強調している。

 慰安婦問題を主な議題とする首脳会談を行うことで、文政権に反発する国内右派に配慮するという意味があるのでは、とも受け取れる。

 しかし、訪韓の意義は、なにより開会式に同席し、五輪のホスト国に敬意を表すことにあるはずだ。

 慰安婦問題はあるとしても、政治問題と切り離すことで、日本の前向きな外交姿勢をアピールできる。韓国に対する立場を強めることにもつながる。
(引用ここまで)
実際、安倍首相は産経新聞とのインタビューを通じて平昌五輪開幕式出席の意志を初めて明らかにし、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談して、慰安婦問題をめぐる日韓合意に関して文政権が示した新方針を「受け入れることはできない」と直接伝える意向を示していた。

菅義偉官房長官も29日の定例記者会見で韓日首脳会談に関する質問が出ると「韓国側に慰安婦合意の着実な実施を強く求めていく」「慰安婦合意は1ミリたりとも動かない」という立場を明らかにした。一言で、文大統領と一勝負するために訪韓を決めたような日本政府の態度に対し、毎日新聞が懸念を示したものと言える。
(引用ここまで)

 主題を取り違えていないでしょ?
 「平昌冬季オリンピック」という建前にかこつけて、ペンス副大統領と安倍総理が揃ってムン・ジェインにいちゃもんをつけにいくんですよ。
 そっちが主目的であって、平昌冬季オリンピックなんて言ってしまえばどうでもいい。
 それもペンス副大統領がわざわざ先に来日して、打ち合わせを済ませてから韓国に向かうという周到さ。

 しかも、韓国から「平昌に来てくれ」って招待しているから断ることもできない。
 そりゃ行くんだから日本選手団の激励もするだろうし、開会式に出席もするでしょうけど。

 「開催国に経緯を表すことが主目的」で、それをやれば「韓国に対する立場を強めることになる」って……もはやなに言ってんだか分かりませんね。
 なにがどうなって、どういう因果で「立場が強めることになる」のか理解不能です。
 一応、何度か通して読んでみたのですけどね。
 もしかしたら「開会式に出席すること」が韓国に対して貸しになるという認識なのかなぁ……。
 そんな風に貸し借りを勝手に決めても、通用するかどうかは相手によるのですよ。で、韓国にはそれが通用しないことは密室外交で出すことが決められた河野談話がどのような経緯を辿ったかで理解できるはずです。
 そもそもの考えかた自体が古いのですよね。

 鈴置高史氏も同じような見解をコラムで書いています。
 どうしても旧来の日韓関係に立ち戻りたい勢力があるということなのでしょうが。
 まあ、もうそういう時代ではないということですね。