布施広の地球議 韓国は嫌いですか(2)
 では慰安婦問題はどうか。残念ながら日本をモンスター化する傾向は明白だ。そのエネルギーが衰えないから終わりが見えないのだろう。(中略)

 だが、幸福な時代は長くは続かない。15年の慰安婦合意の後も韓国政府は在韓日本大使館前の慰安婦を象徴する少女像を動かさず、民間団体は海外で少女像を作り続け、一向に記事数は減らない。そして日本に「韓国嫌い」が増えていくのは両国にとって不幸なことだ。

 某国立大学で学生と話した際、反韓感情が強いのに驚いた。ある女子学生は「(韓国では)慰安婦と関係のない、日本への妬みや恨みが絡み過ぎている」と感想を書いてきた。若い人の観察は鋭い。

 別の学生は「特ア」という言葉を使った。特定アジア諸国の略で、主に韓国や北朝鮮、中国を指す。そんな国を相手にするなと言いたいのだ。鋭敏な若者たちは、自分たちをモンスター化する相手をモンスター化していくのか。やり切れぬ負の連鎖を止めたい。
(引用ここまで)

 毎日新聞の布施博論説委員が「韓国は嫌いですか」というシリーズを書いている模様。
 その中でもこの(2)はなかなか強力。
 最後に「自分たちをモンスター化する相手をモンスター化していくのか。やり切れぬ負の連鎖を止めたい」とありますが。
 負の連鎖を進めてきたのは、韓国に協力してきた日本の左派なのですけどね。
 「従軍慰安婦を強制連行した」なんて嘘を検証すらせず大々的に報じてに30年も放置してきた結果がこれ。
 「韓国人は日本人をモンスター化している」というのも同様。
 逆に「日本人が韓国人をモンスター化している」というのも同じく。

 日本の左派が脈々と嘘を育てあげて、もうすでに引き返せないところまでやってきているのですよ。
 女子学生がいうところの「日本への妬みや恨みが絡み過ぎている」というのも、キミらが育ててきた結果。
 そして、そういった韓国人を忌み嫌っている若者がいるのも、慰安婦問題を放置してきた結果。
 「負の連鎖を止めたい」とかおこがましい。
 むしろ、「これが我々の育て上げたモンスターなのだ!」とこの成果を誇らしく掲げるべきでしょうよ。
 日韓離反を主導してきたのは我々なのだ、と。

 なにが間違いって、この地点に来ていること自体が間違いで、かつ元の場所には戻ることができない。30年かけてここまできた以上、それを解きほぐすのには100年かけたってできるかどうか。
 おまえらこそが「私は韓国人をモンスター化しました」ってプラカードを首から提げて、自己批判するところからはじめるべきでしょ。

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井沢元彦
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