【変わってこそ安全になる】今日も大通りで通行人の上に鉄筋が飛び回っている(中央日報・朝鮮語)
1月30日午前11時、ソウル麻浦区弘大入口駅近く大通りでは、工事用鉄筋が人々の頭の上を通っていった。大型工事現場のタワークレーンがH型鋼材を最上階へと次々に上げられている作業中だった。市民は自分の頭の上に鋼材があることを知らずに過ぎて通った。
近くの路地の5階建ての商店街の建物の前の歩道は、タワークレーンが占領していた。4階の内部工事を終えた後、窓から資材を運ぶ作業をするためだ。歩道を奪われた人々は、車道を歩いて通った。通行を案内する作業者や標識はまったくない。

この日の午後、パク・ジョングク市民安全監視センター代表と一緒に訪れたソウル瑞草区の工事現場にも危険は垣間見えてた。工事現場では、作業中にレンガなどが落ちて通っていた通行人がケガことを防ぐために、落下物防止網を設置するようにしている。しかし、これを畳んでいた工事現場も多かった。パク代表は「落下物防止網を広げておけば作業中に不便なことが多いために、多くの現場で畳んでいる。今、作業者がレンガを落とすようなことがあれば、通行人が負傷する可能性がある危険な状況」と述べた。

近くの3階建ての建物では、タワークレーンが内装工事後に残った資材を運んでいた。タワークレーンは「アウトトリガー」と呼ばれる部分を地面にしっかりと固定した後、作業をするが、左はほとんど伸ばしていなかった。パク代表は「左まで伸ばす道路を占拠することになるため、「道路占用許可」を受けた後、工事をしなければならない。しかし、ほとんどの工事は道路使用許可を得ずにおこなっているためにあのような形になる」と述べた。続いて「あれではバランスを失い、倒れる場合も多く生じる。昨年12月、ソウル江西区の工事現場で市内バスを襲ったタワークレーンも同様の理由で倒れた」と説明した。

教大駅の近くの路地の道路ではショベルカーが3階建ての一戸建て住宅を壊していた。壊れたレンガで出てきた汚れや工事の音に驚いた市民が「ここは通れないのか」と尋ねると、作業者は「通ることはできる」と述べた。この市民は、作業中のショベルカーの横をギリギリ過ぎていった。した施工業者の関係者は「ショベルカーのレンタル料は1日40万ウォンほど。人件費も毎日発生するのですぐに工事することが重要で、通行人のための安全通行路案内などの措置に気を使うことはほぼない」と述べた。

工事のための道路を占拠して作業する場合は、施工者は担当区役所に「道路占用許可申請」をしなければならない。区役所がその区域の車の流れなどを判断して許可証を発行すると、施工者は、独自の交通関連の対策を設け管轄の警察署に申告しなければならない。通行人のためのバイパス通行路案内施設の設置、夜間照明灯設置等に関する内容である。施工者は、一般の人が見やすい場所への道占用許可事項を記載した標識も配置する必要がある。

しかし、業界関係者は実際にはこういった規定に従うことはほとんどないという。手早く工事をするためだ。ソウル麻浦区庁の関係者は「道路占用許可申請をせずに工事する場合も多い。現場で目撃していない以上、自治体がこれを取り締まることも容易ではない」と述べた。

教大駅の近くでもリスク要因が検出された。(訳者注:地下鉄の?)通気孔を周辺に壊れており、継ぎ目が見えるようなところもあった。足で軽く踏んでも大きく揺らめくところも多かった。通気孔を踏まないように、わざわざ戻る市民が多かったが、数人は知らずに踏んで通り過ぎたりした。
(引用ここまで)

 先日の危険建造物に続くシリーズもの。
 今回は危険な工事というところですかね。

 こういう工事に際する気配りとか一切ないです。
 以前に楽韓さんが報じた駅のエレベーター工事がこんな感じでした。


 柵もなにもないフルオープン。
 ちなみにここが1階で3階から降りようとしたときには「停止中」とかいう表示もなにもなし。
 キャリーバッグを持って1階にきてようやく修理してることがわかるという次第。

 韓国で歩いている最中に工事現場があれば、できるかぎり避けます。そこ以外に道がないのであればしょうがないので早足で行きます。

 一事が万事。全体的にこういった扱いです。
 迂回路設定なし。警備要員なし。案内板等もまったくなし。
 事故の確率なんて低いものですからね。
 ケンチャナヨ精神で事故が起きたら運が悪かったとあきらめる。
 それが韓国社会というものです。

 地下通風口で思い出しましたが、ロッテワールド近くの地下通気口が背よりも高いアクリル板で覆われていて「なんだこりゃ?」って思った覚えがありまして。
 んー、撮影してたような覚えがあるのだけど見当たらない。
 通気口そのものは腰くらいの高さでした。
 あとになってから、あれは路上コンサート見たさに通気口に乗って起きた死亡事故を受けての措置なのだろうと気がついたのです。
 ロッテワールドなら子供も多いでしょうしね。

 一応、こうして安全に配慮しつつはあるのですが。
 どれもけっきょくは事故が起きてからの後付けで、基本の安全思想のところが意識低すぎるのです。
 事故自体は減らないわけです。

最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか
ジェームズ・R・チャイルズ
草思社
2017/8/8