米GM本社CEOの一言で…韓国撤収説が再浮上(中央日報)
米ゼネラルモーターズ(GM)が不振の韓国GMを売却して韓国市場から撤退するという噂はかなり以前からあった。しかし噂が広まるたびに韓国GMの最高経営責任者(CEO)はこれを否認してきた。ところが今度は雰囲気が違う。米国本社のCEOが韓国GMに言及した。 (中略)

特に韓国GMに関する質問が出ると、バーラ氏は「独自生存が可能なビジネスを追求するための措置を取るだろう」と述べた。アナリストが「措置」の意味を具体的に説明してほしいと要請すると、バーラ氏は「成果に影響を及ぼす合理化措置(rationalization action)やリストラクチャリング(restructuring)を招く可能性がある措置」とし「今すぐ具体的に話すのは難しい」と説明した。

ただ「今のようなコスト構造では事業の継続がかなり難しい状況であり、改善が必要なのは間違いない」と話した。幅と規模は決まっていないがCEOとしてリストラクチャリングは必要という認識を明らかにしたのだ。またバーラ氏は「韓国はいくつかの国と共にGMのリストラクチャリング活動の注目(focus)を受けている」と述べた。この日のカンファレンスコールでリストラクチャリング対象国のうち国名が挙がったのは韓国が唯一だ。「韓国市場撤収」ではないが「リストラクチャリング」に本社CEOが言及したのも今回が初めて。 (中略)

大規模な赤字状況で韓国GMの労使は昨年、賃金交渉のために25回交渉し、231日を浪費した。ストライキも5回した。
(引用ここまで)

 2016年までの3年間で2兆ウォン規模の赤字を叩き出した韓国GM。以前から何度も韓国撤退の噂が出ているのですが、それがかなり濃厚な感じになってきました。
 韓国GM労組はそれだけの赤字を出しておきながら「もっと給料出せ!」とストをしていたほどですからね。
 で、GMで「リストラの達人」とされている役員が韓国GMの社長として派遣されてきたのですが。
 その社長に対して
赴任直後に「これが俺たちのやりかただ!」とばかりに挨拶代わりの軽いストをしたような連中です。
 むしろ、ここまでやられてなんで撤退しないんだって話ですけどね。
 ちなみに2017年の業績は1兆ウォンほどの損失は1兆ウォンほどとの話。

 韓国GMの前身は通貨危機で破綻した大宇自動車。
 金宇中が4兆円ほど持って海外逃亡した後、工場買収でGM大宇→韓国GMとなりました。
 一時期、マティスのヒットでそこそこの利益を出していたのですが、最近では鳴かず飛ばず。というか工場稼働率が20%というレベルでリストラを繰り返しています。
 もちろん、労組に加入している正規工には手出しできないので、非正規職ががっつり削られるという事態に。

 というのも、GMがヨーロッパ市場から撤退したことで、主たる輸出先がなくなってしまったのです。
 韓国企業にとって外需がどれほど大事なものか、そして内需だけでは産業を支えることができないという冷酷な事実がこの事例から見えてくると思うのですけどね。
 まあ、それはそれとして今年もストは続けられることでしょうけども……続けられるといいですね。