輸出を念頭に4500億ウォン投入の韓国型磁気浮上式列車…誰も買わず(中央日報)
計4500億ウォン(約450億円)が投入された韓国型磁気浮上式列車が相当期間、仁川(インチョン)空港がある永宗島(ヨンジョンド)内に留まることになった。当初、国内普及はもちろん輸出まで自信を見せて事業を推進したが、磁気浮上式列車を導入しようとする地域は1カ所もないうえ、今後の見通しも明るくないからだ。

国土交通部が6日、国会の朱昇鎔(チュ・スンヨン)議員(国民の党)に提出した資料「磁気浮上式列車導入現況」によると、現在、国内地方自治体のうち磁気浮上式列車の導入意思を明らかにしたところは一つもない。輸出の実績も全くない。仁川市が永宗島内の仁川空港国際業務地区で推進中のカジノリゾート事業などと連係し、磁気浮上式列車の第2段階を候補路線に反映しておいたのがすべてだ。

仁川空港の前に設置されて試験運行をする6.1キロ(仁川空港−龍遊)区間の韓国型磁気浮上式列車は、開発費と建設費を含めて計4500億ウォンが投入された。政府が3500億ウォン、仁川空港が790億ウォン、仁川市が190億ウォンを負担した。

この磁気浮上式列車は市内への出退勤需要などを満たす「都心型」モデルとして時速110キロ台の中低速型として開発された。都心型磁気浮上式列車は日本の名古屋に続いて世界2番目。中国上海で運営中の磁気浮上式列車は時速400キロ台の超高速型だ。 (中略)

当時、政府は韓国型磁気浮上式列車を開発すれば国内外の軽電鉄市場進出などを通じて3兆3000億ウォン以上の経済的波及効果が生じると明らかにした。しかし今までの成績表は落第レベルだ。一時は磁気浮上式列車の導入を検討した大田(テジョン)市がこれを撤回し、その他の地方自治体は関心も見せなかった。 (中略)

試験路線を流動人口が少ない仁川空港の前に決めたことに対する批判もある。韓国交通研究院のキム・ヨンギュ博士は「事業初期に磁気浮上式列車試験路線の誘致を申請していた大田、大邱(テグ)など都市地域に試験路線を建設していれば効果の検証や広報などではるかに良かったはず」とし「現在は観光用以外の何ものでもない」と話した。
(引用ここまで)

 そうそう、去年のBABYMETAL/Metallicaの公演で訪韓した際に、これに乗ってたのですよ。


 なぜ復路を掲載したかというと、最後の仁川駅に入っていく風景がかなり面白かったからです。……見れば分かってもらえるかと(笑)。
 実際揺れは少ない。駅に到着するとき以外はほとんど揺れないのが分かると思います。
 揺れがないせいか、なんとなくCGっぽい風景にも見えます。 

 んで、驚くほど誰も乗ってませんでした。往路はうち以外の乗客はひとりだけ。
 帰りは工事担当らしきの制服を着ていた人たちが5人ほど乗っていただけ。

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 背中に「安全運行」と書いてありますね。
 2両編成が2編成。動画では4分30秒頃にすれ違います。この2編成が往復するだけのテストパターン。
 あまりにも需要が見えていないせいか、運賃無料。

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 いちおう、改札はあるのですけどね。

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 ソウル行きと間違って乗る人が多いせいか、注意書きがあります。

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 ついでに時刻表とかも。最終は18:45なので、まともな交通手段ではないことが分かります。

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 リニアモーターカーである意味がないのですよね。
 浮上式でメンテナンス費用が少なくて済む、無人運行で時速100kmを越えるそこそこの速度、揺れないといった利点はありますが。その利点を活かせる運用ができない。
 じゃあ、これまでの新交通システムでいいんじゃないのって話になります。
 日本でも愛知のLinimoで実用化していてもそれ以外の路線に拡がらなかったのには理由があるってことです。