ペンス米副大統領、平昌五輪開会式前の夕食会に出席見合わせ(AFPBB)
米ペンス副大統領金永南と晩餐を拒否... 5分で退場(朝鮮日報)
平昌冬季五輪の米国代表団の団長として韓国を訪問しているマイク・ペンス(Mike Pence)米副大統領は9日、大会開会式に先立って行われた夕食会への出席を見合わせた。韓国政府が明らかにした。

 報道で伝えられたところによると、ペンス氏は韓国の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領のほか、北朝鮮の形式的な国家元首である金永南(キム・ヨンナム、Kim Yong-Nam)最高人民会議常任委員長と同じテーブルを共有し、金氏とは相対する形で席に着く予定だった。

 だが韓国大統領府(Blue House、青瓦台)の報道官によると、ペンス氏は夕食会の会場に遅れて姿を現したものの、「主賓席に座った人びととあいさつを交わし、着席することなくその場を後にした」という。

 ただ、同報道官によると、ペンス氏は前もって韓国政府に夕食は米国選手団と取ると知らせており、「ペンス氏の席は用意されていなかった」という。集合写真の撮影後にペンス氏は夕食会の会場をすぐに立ち去る予定だったが、文大統領に「友人らと会うよう」促されたため、ペンス氏は夕食会の会場に少しだけ立ち寄ったとしている。
(引用ここまで)
しかし、ユン疎通首席のこのような説明は、事実ではないことが確認された。

この日の晩餐が行われている間、ヘッドテーブルには2つの席が並んで空であった。その上に「米国(United States of America)」、「米国副大統領夫人(Second Lady of United States of America)」という名札が置かれていた。

(中略)

ペンス副大統領と金永南は、テーブルを挟んで向かいあって座ることになっていた。

ペンス米国副大統領と安倍首相はムン大統領がゲスト迎える行事である「レシービング」イベントを終えるまで受付所に到着しなかった。レシービング行事が終わった午後5時53分、ムン大統領夫妻が10分間トイレに行った。

午後6時04分になったわけだがその間もフェンス副大統領と安倍首相は、会場に姿を見せなかった。ムン大統領は二人を待って6時11分会場に入場した。20分近くペンス副大統領を待ってたわけだ。

ペンス副大統領と安倍首相が受付所に到着したのは、ムン大統領がレセプション場に入場した直後だ。この時までに、二人はムン大統領と記念撮影していなかった。代わりに、二人の日米首脳部は、レセプション場の前で記念撮影をしました。
(引用ここまで)

 平昌冬季オリンピックの開会式前に行われる記念夕食会がありまして。
 ペンス副大統領が出席を見合わせたとのこと。
 それに対して韓国大統領府の国民疎通首席であるユン・ヨウンチャンは「これは予定されていたことで、そもそもペンス副大統領の席は用意されていなかった」と解説したとのことです。

 で、その解説が嘘でした、とのこと。
 北朝鮮の党ナンバー2とされているキム・ヨンナムと対面する形で用意されている席を拒否した、ということでしょうね。
 あるいは北朝鮮の代表と同席すること自体を拒んだのか。

 それ以上に面白かったのは、「ペンス副大統領と安倍首相がムン・ジェインを20分待たせて、かつ来場しなかった」ことに加えて記事を見るかぎりではペンス副大統領と安倍首相は同時に入場した、ということのようです。
 日米のつながりを見せて、かつ北朝鮮に対する拒絶を見せる。
 さらにホストであるムン・ジェインのメンツを完全に潰すことで、アメリカの立ち位置を見せる。
 一石三鳥ですね。

平気でうそをつく人たち:虚偽と邪悪の心理学
M・スコット・ペック
草思社
2011/8/12