五輪開会式後、深夜に観客大混乱「電車は終わりました」(朝日新聞)
 平昌(ピョンチャン)五輪の開会式が終わり、スタジアムを埋めた観客が一斉に帰途についたのは9日午後10時半ごろ。その先には、深夜に及ぶ大混乱が待っていた。

 「珍富(ジンブ)駅はこちらへ」。スタジアムを出ると、最寄り駅へと誘導された。駅まではシャトルバスで20分ほど。バス乗り場には、あっという間に200メートル以上の大行列ができた。

 気温は零度を下回り、冷え込んでいく。音楽を流して楽しむ団体もいれば、イライラし出す人も。遅々として進まない行列に、ある米国人男性は「輸送で、五輪の評価は決まるよね」。1時間かかってバスに乗った時には、日付が変わっていた。

午前1時になろうとするころ、駅に続々と、満員のシャトルバスが到着した。東海岸の江陵(カンヌン)駅を目指す人が多い。だが案内する警察官の答えは「もう電車は終わりました」。思わずみんな天を仰ぐ。駅内にある出発時刻の案内画面も消えてしまった。(中略)

 今度はカナダ人の女性が走ってきた。「1番線に電車が来るって!」。その声を聞き、人々は一斉に駅へと走り出した。江陵駅行きの電車がようやくやって来ると、人々をのみ込んで走り去った。(中略)

タクシー乗り場で待ちぼうけをしていたスイス人女性は、ホテルの住所を印刷した紙を持って困り果てていた。「どうやって行ったらいいの? 携帯の電池も切れちゃって」。書かれた住所は平昌エリアだが、駅からは遠く離れた場所だった。
(引用ここまで)

 やっぱりそんな感じになったか……。
 体感温度でマイナス30度とかの「超極寒」にならなかったからこそ、こういう風に笑い話的にもできるわけです
 韓国としては「ついていた」かな。

 記事中のアメリカ人の言葉ではないですが、こういう前後の流通というかいわゆる「デストリビューション」がどうなるかでイベントの評価というのは決まるのですよ。
 開会式に凶鳥が出たとか、ドローンがオリンピックマーク以外ではどう見ても蚊柱とか、ろうそくデモ再現とか、言ってみりゃどうでもいいのです。
 F1韓国GPがくそみそに言われたのも21世紀に開業したサーキットなのにアクセスも悪けりゃ、ホストとしての能力も劣っていたからでしたね。
 けっきょく4年間、これといって改善したわけでもなかった。
 まだ2年で撤退したFISCOのが良心的ってもんですわ。アレはアレでひどいけど。

 これが東京だったらどうとでもなんとでもなったのでしょうが。
 極寒の「韓国最後のフロンティア」ともされる平昌じゃもうどうにもならない。
 ロンドンオリンピックの成功を経て、東京以降のオリンピックがロサンゼルス、パリと都市開催になったのもそのあたりの運営の楽さや、観客の孤立という最悪の事態を避けることができるという部分もあるのでしょうね。

 英語能力のあるスタッフもなぁ……。ソウルならまだしも、こうした地方じゃどうにも無理。
 ソウルから1時間ほどバスに乗ったら最後、通用しないと思ったほうがいい。
 事前の体験でこうなるであろうことが、容易に予想できた。かつ、それが体感温度マイナス20度とかの場所になる可能性も充分あった。
 ソロハントメインの楽韓Webが取材を避ける理由としては充分でしょ。
 記事最後のスイス人はどうなったんでしょうね。