【社説】北核扱ったミュンヘン会議に韓国外交長官だけが抜けたとは(中央日報)
北朝鮮核問題を集中的に議論したミュンヘン安全保障会議(MSC)がドイツで開かれたが、本来北核脅威の当事者である韓国政府は参加しなかった。MSCは世界最大の例年安保フォーラムだ。今年は16〜18日に開催された。今度は北核懸案に関する国際的共感を集める場だった。このような重要性を意識して米国ではハーバート・マクマスター米国家安保補佐官、日本は河野太郎外相など、各国の外交安保責任者が参加した。MSC側は康京和(カン・ギョンファ)外交部長官にも招待状を送ったが、康長官は平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)を理由に参加しなかったという。昨年には尹炳世(ユン・ビョンセ)前外交部長官が基調演説で北核問題に関する韓国の立場を説明した。 (中略)

ミュンヘン現地では会議が始まる前に北大西洋条約機構(NATO)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長が「NATO加盟国が北朝鮮ミサイルの射程圏内にある」とし「北朝鮮が核プログラムをあきらめるように最大限の圧力を加えなければならない」と話した。ヴォルフガング・イシンガーMSC議長も「今、世界の安保状況は旧ソ連解体以降、いつにもまして不安定だ」と懸念した。いずれも北朝鮮の核とミサイル開発を原因に選んだ。河野外相は一歩進んで「北朝鮮の核武装容認は核拡散防止条約(NPT)体制の崩壊につながる可能性がある」と警告した。河野外相の言うNPT体制の崩壊とは、「核ドミノ」現象を指す。北朝鮮の核武装で韓国・日本・台湾・イランなどに核拡散が連鎖的に行われ、その結果で国際核秩序が崩れるという意味だ。国際社会が北核事態を深刻に受け止めている理由だ。

米国は時間が経つほど北朝鮮の核武装脅威にさらに鋭敏に反応している。この会議に参加したブルッキングス研究所のトーマス・ライト上級研究員はジェームズ・リッシュ米上院議員の話を引用して「ドナルド・トランプ米大統領が北朝鮮に武力を使用すれば、鼻血作戦でなく、短期間で大規模な作戦になるだろう」とし、「破壊は史上最大で途方もない規模になるだろう」と伝えた。 (中略)

国際社会がこのように北核に緊張しているのとは違い、外交部はこのような危機にあえて背を向けようとする様子だ。政府は康長官がMSCに参加しなかった理由を平昌五輪に外国の首脳級要人が来るからと主張した。それなら、当然次官派遣でも推進する必要があったのではないだろうか。ややもすると政府のこのような態度は、北核事態を批判する国際会議場を回避しようとする意図に見られるかもしれない。ひたすら南北対話のために北朝鮮を刺激しないことにあまりにも執着するのでないか疑問だ。そうするうちに訪韓した北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)労働党中央委第1副部長に「非核化」について一言も言えなかったのではないか。
(引用ここまで)

 「五輪外交があるから」という理由でカン・ギョンファがミュンヘン安保会議を欠席。
 主たる議題として北朝鮮核問題が討議されていたのですが、当事者の一員であるはずの韓国は次官すら送ろうとはしない完全欠席。

 えーっと、なんでしたっけ。
 北朝鮮核問題の運転席には韓国が座っている……でしたっけ?
 去年にも「運転席に座っているのは韓国だ。しかし1週間の夏休みをもらう」とかやってましたね。
 当事者意識云々というより、今回のは「北朝鮮に嫌われたくない」という一心な感じですけどね。

 アメリカからはマティス国防長官、マクマスター安保担当補佐官、バイデン前副大統領が出席。
 イギリスからはメイ首相が出席。
 この会議に次官すら送らない……なぁ。
 ペンス副大統領は「北朝鮮に間違ったメッセージを送りたくない」として開会式当日の夕食会を欠席しましたが。
 この韓国の動きもメッセージとなっているでしょうね。

 ちなみに河野外相はミュンヘンでロシア、ジョージア、ラトビア、アルバニア、アルメニア、マケドニアの外相とそれぞれ会談を行い、ブルキナファソの大統領表敬、南スーダン副大統領表敬を行ったそうですわ。