哨戒艦「天安」爆沈事件の主犯を韓国政府が総出で擁護(朝鮮日報)
 韓国政府の外交・安全保障関連部処(省庁)はこれまで北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)元偵察局長(現在は朝鮮労働党統一戦線部長)を哨戒艦「天安」沈没の主犯とみなし、制裁対象者のリストに上げていた。ところが最近になってこれらの部処が一斉に金英哲氏の擁護に乗り出した。まず韓国統一部(省に相当、以下同じ)は23日「金英哲来韓に関する説明用資料」と題された6頁からなるプレスリリースをメディアに配布した。前日に北朝鮮が平昌オリンピック閉会式に派遣すると通知した金英哲氏について「哨戒艦『天安』沈没の主犯と特定するのは難しい」というのがその趣旨だ。大統領府、国家情報院、国防部もこの日、同じような趣旨のコメントを発表した。外交部に至っては米国政府への説得に乗り出しているようだ。 (中略)

 統一部はこの会見直後、上記の金英哲氏来韓に関する資料を配付した。その中には「政府は南北関係の発展と韓半島(朝鮮半島)平和定着のため実質的な対話が可能な相手かどうかを見極める」「このような次元で政府は金英哲氏の来韓受け入れという困難な決定を下した」と記載されていた。
(引用ここまで)

 昨日に書いたアメリカによる追加制裁のエントリでも書きましたが、閉会式に北朝鮮代表としてやってくるキム・ヨンチョルは天安艦撃沈事件を指示した人物であるとされています。
 北朝鮮潜水艇の魚雷攻撃によって天安は撃沈、韓国海軍の軍人46名が亡くなったというものです。当時から左派からは「あれは北朝鮮の攻撃ではない」という声が挙がっていました。
 曰く「米軍の原潜と交戦したのだ(by田中宇大先生)」とか「座礁しただけ」とか、「北朝鮮による攻撃」であると都合の悪い人たちは述べていたものです。
 そして、ムン・ジェイン政権内部にも同様の陰謀論を唱える人物が潜り込んでいます。

 そして当のキム・ヨンチョルはアメリカ、韓国共に天安艦撃沈事件を制裁の対象としている人物。
 今回の閉会式出席に対して韓国は「特例」として認める方針を出しています。
 んで、アメリカは訪韓に対して不快感を表明しています。

 また、天安乗員の遺族も同様に不快感を露わにしています。

 野党の自由韓国党(ハンナラ党→セヌリ党→自由韓国党)議員からは「逮捕するか射殺するかだ」なんて声も出ているとのこと。
 でもまあ、従北政権であるムン・ジェインとしては受け入れる以外に手はないのでしょう。
 ここで反発して「南北融和の空気」を台無しにできないと考えている。
 というこれらの事柄を、北朝鮮が見越した上での派遣なのでしょうけどね。

 アメリカとムン・ジェイン政権との距離を広げさせるための一手としては、かなり有効なものではないかな。