米軍が朝鮮半島有事想定の秘密図上演習 米紙報道(産経ビジネス)
U.S. Banks on Diplomacy With North Korea, but Moves Ahead on Military Plans(NewYork Times・英語)
 米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は2月28日、北朝鮮核問題をめぐる外交努力が失敗した際に備えて、米軍が先週、朝鮮半島有事を想定した秘密の図上演習をハワイで実施していたと報じた。米朝の軍事衝突後、最初の数日間だけで約1万人の米国人が戦闘で負傷し、民間人の死傷者は最大数十万人に上る可能性もあると推計した。

 図上演習はミリー陸軍参謀総長やトーマス特殊作戦軍司令官らが参加し、数日間行われた。甚大な被害が予想されるため、ミリー氏は「兵士たちが体験したこともない厳しい戦いになる」と述べたという。
(引用ここまで)

 ニューヨークタイムズの記事タイトルは「外交を優先するものの、軍事作戦も同時進行中」といった感じですかね。
 優先度としては外交による解決が上にあるものの、軍事作戦の現実的な作戦も考慮中。
 当然といえば当然の措置で、この場合には戦争行使の裏付けがないただの交渉はなんの力も持ち得ません。
 北朝鮮が核戦力を見せつけようとしているのですから、当たり前ですね。
 まさに「すべてのオプションがテーブルの上にある状態」というわけです。

 いくつか想定されている作戦が箇条書きにされている部分もあるのですが、ごりごりの地上戦を繰り広げることを念頭に置いている感触があります。
 アメリカの地上軍が北朝鮮のいわゆる南侵トンネルでの戦闘を繰り広げることすらも机上演習が行われているっていう。
 先日、軽いジャブだけを北朝鮮に打つといういわゆる「鼻血作戦」は存在しない、想定されたことすらない、ということを国務次官補が述べていましたが。
 想定していないというのは眉唾ですが、実際にアメリカが想定している対北朝鮮侵攻は空爆だけではないということなのでしょうね。
 地上軍をも投入して徹底的に施設破壊を行う。侵攻する以上は、完全に非核化を行って帰るという明白な意思が見えています。

 ニューヨークタイムズ曰く「極秘に進められていた机上演習」とのことですが、どうだか。
 こういうことをやっているのだ、ということを北朝鮮に見せつけるためにわざわざリークしたんじゃないかという感じ。
 アメリカとしても本音としては地上軍投入は避けたいのでしょうが。
 まあ、戦争になったらやるだろうなぁ……。

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幸田洋二
幻冬舎
2017/12/13