韓国が公開した慰安婦虐殺映像を朝日も産経もスルーした理由(週刊ポスト)
 平昌五輪閉幕直後の2月27日、ソウル市内で行なわれた慰安婦問題に関する「国際カンファレンス」で、ソウル大の研究チームによって発表された。問題の映像は、米国立公文書記録管理局にあったもので、終戦前の1944年、中国雲南省で日本軍に虐殺された朝鮮人慰安婦30人の遺体が捨てられる場面を、連合軍が撮影したものだという。

 会議には日本の人権市民団体、中国の南京大虐殺記念館関係者も出席していた。さらに同席した朴元淳・ソウル市長が「あまりにも胸が痛む現実を私たちは直視している」とコメントしたことから、韓国メディアでは大きく取り上げられた。

 これは新たな歴史問題の勃発か──と思いきや、翌日までにこれを取り上げた日本のメディアはほぼ皆無だった。慰安婦問題の報道に熱を上げてきた朝日新聞も、逆にそれを片っ端から否定し、批判してきた産経新聞も完全スルーである。元朝日新聞ソウル特派員でジャーナリストの前川惠司氏はこう解説する。

「まともに取り上げるには信憑性があまりに低いという判断だったのではないでしょうか。実際に映像を見ましたが、映っているのは虐殺の場面ではなく、中国人が死体のようなものの靴下を脱がそうとしている場面。これだけで日本兵の虐殺の証拠とどうやって断定したのでしょうか。 (中略)

 前川氏はこの発表に朴・ソウル市長の思惑を見る。

「朴市長は文在寅・大統領と同じ市民活動家出身で、次の大統領を狙っている。そこで、文氏を上回る反日路線を打ち出そうとしているのではないか」
(引用ここまで)

 先週くらいにこの映像のニュースが出てきたのですが、楽韓Webでは扱いませんでした。

ソウル市、旧日本軍の「朝鮮人慰安婦」虐殺映像を初めて公開(中央日報)

 というのも「虐殺の証拠」であることは99.9%捏造で間違いないのですが、その捏造がキャプションなのか解釈なのかが分からないので反論のしようがなかったからなのです。
 大元のソースがネット上のどこにあるものなのか分かれば探し出してくることもできるでしょうが、さすがに資料がNARAのどこかというだけでは難しいというのは正直なところ。 

 以前、同じソウル大のチームが見つけたとされていた18秒ほどの映像の関連資料ではないかということくらいはすぐに分かったのですが。おそらく
 実際の背景が見えていないのでなんとも……というのが実際でした。

 こういう言いがかりに対して大元の資料がどのようなものであるかを見つけるのがメディアの役目ではないかなと思いますが。
 特派員派遣していて、取材費使ってできることがあるでしょうに。
 さすがに個人でアメリカのNARA行って探してはしんどい。

 この一連の動きはソウル市長であるパク・ウォンスンが次期大統領に名乗りを上げるための売名行為であることに間違いはありません。
 ムン・ジェインとぶつかることで起こるであろう消耗を最初から避けて、前回の大統領選挙では共に民主党での予備選挙にすら出馬しませんでした。それよりは自分の名前を周知させようという戦略なのでしょう。
 ろうそくデモをノーベル平和賞候補にしようなんて提唱しているのもおそらくそれ。
 さらに「ソウルのすべての建物に太陽電池をつけて、子供たちを省エネルギー守護天使にしよう」なんてのも「ムン・ジェインの政策においての後継者」という印象づけを強くしようというものでしょうね。

こうして歴史問題は捏造される(新潮新書)
有馬哲夫
新潮社
2017/9/15