韓国メディアによっては表現に揺れがあるのですが、今回の特使派遣で北朝鮮が申し入れたのは以下の3項目であるとされています。

・4月末までの南北首脳会談開催
・米朝対話において議題に「非核化」を出してもいい
・対話中に核実験は行わない

 なお、これらの事柄は北朝鮮が発表したことではなく、あくまでも特使団が韓国政府に対して報告を行ったものを韓国政府が発表している、ということでして。
 いつものように眉に唾して聞かなければならないとは思います。

 でもまあ、これが実際の話であるとして考えなくてはいけないところが辛いところ。
 最大の焦点は4月末までに板門店で南北首脳会談を行うとのことですが。
 じゃあ、4月から予定されているキーリゾルブ・フォールイーグルをどうするんだって話になりますね。一応、北朝鮮からは「演習の実施を理解する」というように言及されているとのことなのですが。
 韓国政府はこれ幸いとばかりに演習延期をアメリカに申し入れるでしょう。
 ワシントンはこれを認めるのか。
 特使団はほぼその足で渡米してアメリカにも報告するということですが、果たしてこれを「検証可能かつ不可逆な非核化」として受け入れるのか。
 大いに疑問ですね。

 ちなみにオリンピック開催中にもミサイル技術の改良と、プルトニウム生産のための黒鉛炉の稼働再開を行っているとのこと。

北朝鮮、プルトニウム生産再開か=黒鉛炉が稼働継続の兆候−米研究所(時事通信)
北朝鮮がミサイル誘導技術を向上中 米当局者(CNN)

 体のいい時間稼ぎに使われているだけですね。