【グローバルアイ】日本のあるバーテンダーとの対話=韓国(中央日報)
【時論】韓日関係のリセット、これ以上は先送りできない(中央日報)
先日、取材のために日本のある地方の都市に行った時のことだ。宿舎の近くに小さなバーを見つけて入ってみた。取材前に現地の人にその地域の話を聞きたかったからだ。

バーテンダーは記者が韓国人ということを知り、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)を話題にした。小平奈緒選手と李相花(イ・サンファ)選手の友情について話す時まで対話の雰囲気は和気あいあいだった。しかし北朝鮮の話が出ると雰囲気は突然変わった。バーテンダーはすぐにこう尋ねた。

「韓国は北朝鮮とそんなに統一がしたいのですか」。

彼は日本と米国にミサイルを向ける北朝鮮と対話をする韓国に不満を抱いているように見えた。韓国に対する理解が不足しているのではないかという考えが先立った。北朝鮮と韓国は70年ほど前まで一つの国であり、多くの国民が以前のように一つになることを願っているという説明にうなずくようだった。すると歴史問題が次の質問として入ってきた。

「やはり慰安婦問題は許すことができないのですか」。

このように直接的に慰安婦問題について直撃弾を飛ばすケースは多くない。彼は「当時は戦争中だったし、日本だけでなく他の国々も慰安婦と似た制度があった」とし、謝罪することでもないが日本政府は何度も謝罪をしているというように話を続けた。彼は「過去の過ちを子孫にまでずっと責任を問うことはできない」と何度も強調した。

実際、彼が見せた韓国に対する認識は日本人としては特別なものではない。日本のテレビの韓国のニュースは北朝鮮と慰安婦に関する否定的なイシューが大部分だ。確実に韓国に対する認識が以前より悪化していることを肌で感じる。
(引用ここまで)
文在寅(ムン・ジェイン)政権の発足から相当な時間が経過したが、2016年末の釜山(プサン)総領事館前少女像設置問題で悪化した韓日関係は改善の兆しが見えない。平昌五輪の開会式に来た安倍首相と個別の食事の機会がなかった点、韓米連合訓練問題をめぐる葛藤は非正常的な韓日関係の現状を見せている。韓国は過去の問題と別の分野を分離して韓日関係を正常化するというツートラック接近をするが、日本は2015年の合意履行を促すワントラックの立場を堅持している。

両国は関係悪化による莫大な機会費用を考慮し、早期正常化の道を模索しなければいけない。文大統領は三一節(抗日独立運動記念日)の演説で「加害者の日本は慰安婦問題が終わったと言ってはいけない」と述べ、歴史の真実と正義に向き合うことを促した。一方、菅義偉官房長官は「合意違反だ」と強く反発した。「正義」を重視する韓国と「約束」を重視する日本の衝突といえる。

両国政府は相手を非難して問題をさらにこじらせるのではなく、疎通と熟考を通じて解決のきっかけを見つける必要がある。2015年の合意は懸案解決のための外交的折衝を図ったものであり、普遍的・歴史的レベルの問題まで解決したものではない。双方ともに国内的な考慮に没頭した「引き算の外交」を捨てて、相互協力を通じた「足し算の外交」をしなければいけない。問題の核心である被害者の心の傷を癒やし、歴史教訓とする努力を通じて合意を補完していくべきだ。
(引用ここまで)

 ちょっとふたつの記事の差異が面白い。
 前者は東京特派員が肌で感じた「日本の嫌韓度合い」で、後者は元駐日大使のシン・ガクスによる観念的な日韓の関係改善の話。
 どちらも日韓関係を扱ってはいるのですが、実地であるか否かは大きな違いですね。
 ただ、シン・ガクスの観念的に考えが100間違っているわけでもない。
 「国家関係」というのは友好であるに越したことはないし、わざわざ敵対関係を演出することもない。
 でも、ムン・ジェインは国内事情的に日韓関係を悪化させる必要があったのでそのようにしている。日本も別にそこから関係改善に積極的に出る必要はありませんしね。

 で、前者は東京特派員が実際に感じた嫌韓。
 シン・ガクスの「日韓関係はこうあらねばならない」という話に対して、現状の日本を見た特派員からの返答になっているかのような構成になっています。
 記事に述べられているバーテンダーのような感情を持っている日本人が大半を占めているというのが現状でしょう。
 去年の年末にカン・ギョンファが来日した際に「来れば日本の空気というものが分かるのではないでしょうか」と書きましたが、こんな風に市井に出て日本人と交流するわけでもないのだから理解できるわけがないですね。

 で、最後に特派員はこんな風に書くのですが。
最近、東京の書店街に行ってみると、韓国を否定的に眺める書籍が多い。「非常識国家韓国」「平昌オリンピックと韓国危機」などの文字が目に入る。韓国はどうか。嫌日書籍はないかもしれないが、反日感情は過去より激しくなったようだ。韓国が被害者であるだけに反日は正当だということに陥没している感じだ。お互いを正確に知り、認識の違いを狭めようとする努力はどこにもないようで残念でならない。
(引用ここまで)

 書店に「嫌韓本」があるのは、日本人が韓国を正確に知ろうとしているからだと思いますけどね?
 これまで日本人はあまりにも韓国というものを知らなかった。
 「なるほど、韓国というものはこういうものなのか」と知る。そして、知ったからこそ嫌う。
 うちみたいな「韓国の素の姿」を見せているブログがそこそこのアクセスを得られるようになる。
 それが現在の嫌韓新時代なのです。