解決策探せないGM事態... スバルを見ると、解決策が見える(SBS CNBC・朝鮮語)
<アンカー> 韓国GMの労使対立がなかなか狭まらずいます。
ところが2005年には、似たような状況を経験した自動車会社があります。
GMに買収されたものの、その後トヨタに売却されたスバルという自動車会社です。
スバルは再生に成功したんです。
その解決策は何だったかオ・ヒョンジュン記者がレポートします。

<記者> スポーツユーティリティ車、SUVで有名な日本の自動車会社スバル。
2000年、日本経済危機後に米国GMに買収されました。
そして5年後、経営危機に追い込まれたGMは、スバルの構造調整対象に上げました。
存立が危うい状況でスバルは、骨を削る構造調整に入り、最終的にはトヨタからの出資を受け、回復に成功します。

フィル・ヴィテルボ/米CNBC経済記者(2013年9月)「人気のある車を見てみると、在庫量が最も少なくなります。まずスバルのインペリアルレザーワゴンです。在庫量がせいぜい15日分しかありません」

スバルの成功要因は、比較優位があるニッチ市場を攻略した選択と集中しています。
車種を簡素化して設備投資を減らしました。
原価率を下げるためです。
車種はエンジン技術力を保有しているSUV車に集中しました。

その結果、北米市場シェアは高まりました。
過去2015年の営業利益率はなんと17%。
以後14四半期連続10%以上の営業利益率を記録しています。
このような成功の土台は労使関係でした。

キム・ピルス/大林大学自動車科教授「企業存続が優先という考えを持って研究・開発投資や生存の部分福祉について気には使うが給料を上げてほしいと要請をしないでした。使用者側でも恩返しをしなければだから、定年延長を果たした」

労使間の譲歩を介してGMのリストラから生き残ったスバルの解決策は、私たちにも多くの教訓を与えています。
(引用ここまで)
 労組側は「工場閉鎖撤回人件費削減反対、韓国撤退絶対阻止」で譲らない状況。あまつさえ、「不正があったはずだから韓国GMを税務監査しろ!」とか叫んでいる状態。
 もちろん、いつものように「ストライキも辞さない」って宣言しています。
 韓国国内でもさすがに「貴族労組はいい加減にしろ!」って声が挙がるくらいの状況ではあるのですが。
 すでに「銀のスプーン」の階層(年収8000万ウォン)にいる労働者が、これ以上を求めるとかいくらなんでも自業自得が過ぎるだろいうとことですかね。

 その一方で韓国GMはGM本社から不良資産として税務上の引当金を計上済。
 いつでも撤退可能で債権団も「それを食い止める方法はない」って匙投げ状態。


 んで、韓国メディアが労使関係を正常化させるためには「日本のスバルが参考になる」とか言い出した、というのがこの記事。
 ……ないわー。
 たしかにスバルが生き残ることができたのは車種を絞ったこと、労使協調があったこと。それにトヨタからの支援もあったでしょうよ。稼働率の低い工場をトヨタ車の生産にまわしたなんてこともできたようですしね。
 でも、スバルの場合には「クルマに魅力がある」ことが根本にある。北米で異様な売れ方してますからね。

 まるで韓国GMにそれができるような話をしている。
 そもそも労使協調ができない時点で、韓国GMがスバルのようになれないことは明白なのですが。
 それ以前になにを生産するつもりなのやら。
 韓国が参考にするのはデトロイトの崩壊がどう起きたのかってことくらいで、日本企業は参考にはできません。

CARトップ特別編集 新車購入NAVI2018 スバル編 (CARTOP MOOK)
交通タイムス社
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2018/2/19