眉をひそめさせた韓国特使5人衆の金正恩面前“必死メモ”(中央日報)
正恩氏が口を開くと、鄭室長をはじめ徐薫(ソ・フン)国家情報院長ら特使団5人はいっせいに懐の中から手帳を取り出した。そして正恩氏が言及した内容について事細かにメモを取っていった。北側の同席者である金英哲(キム・ヨンチョル)党統一戦線部長と正恩氏の妹・金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長も同じようにメモを取った。一瞬にして面会場は正恩氏の発言を書き取る雰囲気に変わった。北朝鮮の官営の宣伝・扇動メディアはこの瞬間を逃さなかった。

翌日の労働新聞1面には、正恩氏が特使団と面会する様子が全体紙面にわたって大きく掲載された。

ここには正恩氏の前で熱心にメモを取っている鄭室長をはじめ特使5人衆の姿をさまざまなアングルで撮影した写真が複数枚載せられた。官営朝鮮中央通信は金英哲氏と与正氏がペンを置いている瞬間も南側特使団が熱心にメモを取っている写真を伝えた。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権当時、国家情報院次長を務めた廉燉載(ヨム・ドンジェ)成均館(ソンギュングァン)大学招へい教授は「首席を務めた鄭義溶室長までペンを持ってメモするのは不適切に映る」とし「同席者のうち1、2人がメモすれば充分だったはずだが、なぜこのような状況になったのか残念だ」と述べた。特使団が事前に緻密な協議を通じて役割分担をすべきだったのに、これを軽く考えたためだという説明だ。本意ではなくとも、北朝鮮に「金正恩同志のお言葉を漏らさず書き取る南朝鮮大統領の特使団」という宣伝口実を提供したという批判が今さらながら北朝鮮関係部署内外から出ている。
(引用ここまで)

 昨日、ちらっと書いた「キム・ジョンウンのお言葉をアメリカに伝えようとする特使」の風景です。

 今回、アメリカにおいて発表されていることには、北朝鮮からの発表は一切ありません。すべて韓国の特使団が「北朝鮮はこう言っている」というものばかり。
 どの報道を見ても「via South Korean.」の文字がついています。
 韓国は完全にメッセンジャーボーイと化している。
 好意的に見れば「仲介者」ではあるのでしょうが、実際のところは……ね。

 こうしてキム・ジョンウンに平伏して情報を聞き取り、アメリカにそれを伝える。
 親書すら持たされずに、自分たちの責任で口頭伝達する。
 もちろん、朝鮮半島を戦争から遠ざけるという意味ではあり、なのかもしれませんが。
 ムン・ジェインが言うところの「朝鮮半島での戦争だけは許さない」というのはこういうことか、って感じですね。

 最大の問題は本当に北朝鮮はそう言っているのか。
 韓国による演出は存在していないのか、という部分ではあるのですが……。
 現状では検証不可能だしなぁ。

 ちなみに米朝首脳会談の場所は完全な第三国で、ということになりそうです。