【社説】鉄鋼関税の例外適用で韓米同盟の力を見せるべき(中央日報)
トランプ米大統領が結局、グローバル貿易戦争の引き金を引いた。トランプ大統領は8日(現地時間)、「米通商拡大法232条」を根拠に鉄鋼とアルミニウムに高率関税を賦課する行政命令に署名した。この措置が署名日から15日後に発効すれば、韓国産鉄鋼の米国輸出は直撃弾を受ける。現代経済研究院は韓国産鉄鋼に25%の関税が賦課されれば、今後3年間に国内の生産損失は7兆2300億ウォン(約7230億円)にのぼり、1万4400件の国内雇用が消えると推定した。欧州と中国が報復し、米国が再び正面から対抗するという悪循環が続けば、グローバル貿易が委縮し、輸出に依存する韓国は影響を受けるしかない。

まだ一縷の望みは残っている。すでに北米自由貿易協定(NAFTA)締結国のカナダとメキシコを関税爆弾から除外した米国が、翌日には同盟という理由で豪州も例外とした。米国の安全保障を脅かす場合は高率関税を賦課できる通商拡大法232条は、逆に米国の安全保障に寄与する同盟国は例外が認められる。先週米国を訪問した鄭義溶(チョン・ウィヨン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)国家安保室長が韓国を鉄鋼関税賦課から除外してほしいとすでに要請した。 (中略)

米国の強力な同盟でありFTA締結国の韓国が「多数の国」から外れる理由はない。南北首脳会談と歴史的な朝米首脳会談を控え隙間のない韓米協調がいっそう重要になった。揺れない韓米同盟の力を対内外に誇示する良い機会を韓米両国は逃してはならない。
(引用ここまで)

 ……いや、違うでしょ。
 今回はすべての国からの鉄鋼輸入に25%の関税をかけるという案が採用されましたけどね。
 そもそも韓国は同盟国の中でも唯一、53%の関税をかけられる「特にアメリカにとって被害を与えている国」に指定されていたのですよ。
 そこから一気に関税の適用除外に持っていくのは難しいんじゃない?

 別に公表しなくてもいいあの12カ国の53%関税リストをわざわざ公表して、かつ実際の関税はすべての国にかけるという方式を採用した理由はひとつしかない。
 当該12カ国への圧力。

 特に韓国は中国で生産している鉄鋼を一端韓国に輸入してから、各国に迂回輸出という方式を取っていることもあって「中国と一括」のリスト登録になっていたのですよ。
 まあ、もちろん「同盟国であってもアメリカに害をなすのなら許さない」という表明でもあったでしょうけども。

 ついでにいえば「米韓FTAもあるのに」という話ですが、オバマ時代からすら「米韓FTAは失敗だった」って評価があったほどです。
 韓国では「トランプが韓国に対して偏見から暴虐をやらかした」というような扱いになっているのですが、もともとオバマ時代から為替操作に対して文句を言われていたのですから。
 なにもトランプ政権になってから通商に関して韓国に対する方針が変化しているわけでもないのです。