米朝首脳会談に北朝鮮の反応なし 韓国「慎重に取り組んでいるよう」(聯合ニュース)
 韓国統一部の白泰鉉(ペク・テヒョン)報道官は12日の定例会見で、米朝が開催見通しの首脳会談について「北の当局がまだ公に反応を示していない」とし、「北なりに立場を整理する時間を必要とするなど、慎重なアプローチをしていると思う」と述べた。

 北朝鮮の立場を代弁する在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)機関紙の朝鮮新報が10日にホームページに掲載した米朝首脳会談に関する記事を削除したことに関しても、白氏は同じ見解を示した。

 南北が合意した首脳会談開催について北朝鮮で報道がないことには、「南北間で日程など実務的な協議が必要だ。そうした部分で立場を整理しているのではないだろうか」と述べた。

 韓国特使団が5〜6日の訪朝から戻った後、南北間で具体的な実務協議は始まっていないという。
(引用ここまで)

 韓国国内では初期の熱狂は醒めつつある、というような話を書きましたが、それでも4月の南北首脳会談、5月の米朝首脳会談に向けて期待はまだまだ膨らんでいるというのが現状。
 具体的には国内外で誰かの発言があればニュースになって、そこそこの人気記事になるという感じですかね。
 今日もレックス・ティラーソン国務長官が、会談場所について「信頼の置ける中立的な第三国がよいのではないか。中国、日本、韓国、ロシアは利害関係があるのでダメ」というような発言がありました。

 その一方で北朝鮮からの態度表明はゼロ。
 まあ、北朝鮮にはありがち。相手方の反応が出るだけ出るのを待ってから動くというパターンですね。
 それに対しての統一部の見解が「慎重に取り組んでいるようだ」ですって。
 ……ポジティブですね。

 ノ・ムヒョンとキム・ジョンイルの南北首脳会談から10年以上経過しているので、この機会を逃したくないという気持ちは分からないでもないですけどね。
 去年の夏にもムン・ジェインが「南北会談をしよう」と呼びかけたのですが、リアクションはゼロだったということがありました。
 そのときの韓国政府の見解は「断られたわけではない。北朝鮮もいろいろと悩んでいるに違いない」というもので、ストーカーの考えかたっぽくて気持ち悪かったものですが。

 アメリカで米朝首脳会談が5月に開催されると発表されてから5日。
 さすがになんのリアクションもないというのはさすがに不気味ですね。

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五味 洋治
文藝春秋
2018/3/7