ベトナムの行くムン大統領「民間人虐殺」謝罪あるか(京郷新聞・朝鮮語)
[寄稿]政府がベトナムに公式謝罪する時が来た(ハンギョレ)
特にムン大統領が22日から3日間の国賓訪問するベトナムで韓国軍のベトナムにおける民間人虐殺の謝罪があるかどうかに関心が集まっている。ムン大統領は昨年11月、ベトナムホーチミンで開かれた「ホーチミン・慶州の世界文化エキスポ2017」のイベントに映像祝電を送った際に「ベトナムに心の負債を負っている」と述べている。 (中略)

特にムン大統領が韓国軍によるベトナムの民間人虐殺について謝罪があるか注目される。青瓦台の関係者は、「ベトナムには過去のベトナム内部の不幸な歴史が(韓国の謝罪によって)浮上することを懸念する面がある」とした。

ただし韓国の与党内でもでも謝罪しなければならないという声が出てきているだけに、低トーンの遺憾表明はあるという観測もある。
(引用ここまで)
 案内者は、ベトナム女性は名前の中に“ティ”(Thi)が入っていると説明した。碑文の成人の名前にはほとんど“Thi”が入っていた。犠牲者74人のほとんど全員が女性や子どもたちだった。フォンニィ・フォンニャットの村だけがそうだということではない。ハミ村の犠牲者135人もそうだった。生まれて両親から名前も付けられないうちに死んだ子どもたちの数がおびただしかった。私たちが訪ねて行った村々で、犠牲者は武装していなかったという。赤ん坊から妊婦まで、みなそんな風に亡くなった。虐殺場所は主に防空壕や自宅の庭だった。

 私は茫然自失した。その日の生存者たちは、いくら戦争のためだと言っても、なぜ子どもまでみな殺しにしたのかと、いや、なぜ自分を生かしたのかと、こんな凄惨な苦痛を抱かせたのかと絶叫した。 (中略)

大韓民国政府が公式に謝罪すべき時が来た。いやあまりに遅過ぎたし、ベトナムの国民は本当に長く忍耐して待っていた。ある証言者は、私たち一行に参戦軍人はなぜ来ないのかと尋ねた。もしやその家族であっても来た人がいるのかと気になった。犠牲になった自分たちでさえ、これほどみじめで苦しんだのに、人間として許されない行為を犯したその人々はどれほど苦しいだろうかと、その苦痛にどのように耐えたのかと、一緒に慰め合いたいと言われたときは言葉に詰まった。 (中略)

 大韓民国は安倍の道を進むことはできない。それは、文明でも知性でもない。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、新南方政策を明らかにした。アセアンとの関係を朝鮮半島周辺4大国と同水準に引き上げることが目標だと述べた。その開始点はベトナムに対する真の謝罪だろう。今がまさにその時だ。文大統領が22日から始まるベトナム訪問で、生存者・犠牲者の遺族たちと膝を交えて抱き合い慰労してくれることを願う。平和の象徴、ろうそく市民の中からスタートした私たちの大統領らしく。
(引用ここまで)

 ムン・ジェイン大統領が明日から外遊に出かけます。
 外遊先はベトナムとUAE。
 こっそりUAEでどんな話が出るか楽しみにしているのですが。まあ、それはお楽しみにとっておきましょう。

 さて、ハンギョレは長らくベトナム戦争における韓国軍の民間人虐殺について追求してきたほぼ唯一のメディアです。
 まあ、もちろんそこには理由がありまして。
 ベトナム戦争への参戦は当時の軍事政権によって決定された事項であり、左派として ── つまり、軍事政権を糾弾する側としての立場を明確にするという行動なのです。
 反保守の立場として、過去の軍事政権の血脈を保っていた保守を糾弾することにもつながっているのですね。
 はじめて民間人虐殺を報じたときにはハンギョレの社屋が退役軍人2000人に襲撃されたという話ですが。

 ムン・ジェイン政権はハンギョレの立場に近い左派政権です。
 なので、虐殺を認めて謝罪することが期待されていたのですが。
 去年11月のベトナム訪問では「ビデオレターで『我々はベトナムに心の負債がある』と発言」というていどの生ぬるい、謝罪とすら形容できない謝罪もどきをしただけでした。
 これすらも「民間人虐殺」についてではなく、「参戦そのもの」についての謝罪もどきですしね。

 そもそもベトナム戦争の勝者である旧北ベトナムからしてみれば、民間人虐殺云々よりも現在のベトナム人妻の人権のほうがよっぽど問題でしょう。
 さらにいえば、明日あたりに扱う予定になっているベトナムからの韓国企業の夜逃げのほうが問題。
 2011年時点で100歳だったベトナム戦争の英雄も「韓国を恨んでいない」とは言っていたくらいですからね。
 過去よりも現在と未来が重要であり、過去の恨みや憎しみを関係の前提にしていないということですよ。

 まあ、それでも「我々は安倍の道を進まない」というくらいなのですから、謝罪の見本として最低限でも焼き土下座くらいしてもらえるんじゃないでしょうかね。

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