「ベトナム虐殺、リンゴは、当事者たちに "... 文歴訪注目(ノーカットニュース・朝鮮語)
青瓦台の関係者は20日、「ベトナム政府はそのような(謝罪)要求をしていない」とし「外交は相手の認識を考慮しなければならない」と述べた。

実際にベトナム政府は、加害国の謝罪が国民を刺激して、内部の対立が生じた場合に体制の安定に害になることを懸念し慎重に思っていることが分かった。

しかし、謝罪は当局ではなく虐殺が行われ、50年が過ぎた現在までの傷をひっそり果たしている被害者を向くようにするという指摘が出ている。 (中略)

ベトナム戦争で韓国軍によって大規模な虐殺と性的暴行などで被害を見た当事者や遺族の多くは、韓国政府の公式謝罪を求めている。

去る10日、虐殺50年慰霊祭に出席するため、ベトナムに現地を訪れた韓国人たちに虐殺遺族ダンミンコア(68)氏は、「韓国政府は一体何をしているのか、あなたたちはなぜ来るのか」と激怒したという。

また「このような蛮行を犯しておいて、いつまでこのまま放置しているのか。いつ正式に謝罪し、責任を負うの努力をするのか」と鬱憤を隠すことができなかったと伝えられた。

この日場にいたキム・ヒョングォン共に民主党議員は「私ひざまずいて『大韓民国の国会議員として謝罪する。国も遠くない時期に行う』としたところ、彼は『個人に怒ったのではない』と涙を見せた」と覚えていた。 (中略)

金大中前大統領在任時から昨年のホーチミン・慶州サミットに至るまで、これまで「心の借金」に立ち止まった韓国政府の立場が、今回はどのレベルまで達することができるか注目される。
(引用ここまで)

 韓国大統領府「謝罪要求をされていないから謝罪しない」
 まあ、ぱっと見は論理的にも間違っていないように見えるのですが。
 じゃあ、慰安婦合意に対して「当事者への謝罪がなかった」といって糾弾したのはなんだったんだって話なのですが。
 この記事でも、多くの韓国人がムン・ジェインに「当事者に対しての謝罪」を求めていますね。
 まあ、謝るのは自分じゃないくらいの気分なんでしょうが。

 この「ベトナムへの謝罪」が取り沙汰される度に面白いのが、「自分が善であることを証明するために、自分の悪を認めなければならない」という完全な二律背反に陥っているところ。
 慰安婦問題について「韓国は無謬の完全なる被害者である」という前提に立つのであれば、ベトナム戦争での民間人虐殺はそれ以上の戦争犯罪。
 なにがあったかというレポートはSAPIOの増刊 韓国「破裂」に詳しいので、そちらも参照してください。

 自分の悪を認めなければならないということがよっぽど負担なのか、アメリカでベトナム人女性が韓国軍による暴行を訴えたときも「これも日本政府の企みだ」というような話になっていました。
 日本人活動家がTwitterでも懸命になって「これは日本政府のロビー活動だ」って訴えていたものでしたが。
 たとえこれが日本政府の支援によって行われていたとしても、なんら問題はないはずですけどね?
 人権問題を訴えるのに、国の垣根を乗り越えることは美しい行為ではないんでしょうか。

 むしろ、これが日本政府のロビー活動の一環だったら褒めたいくらいですわ。
 海外に慰安婦像が作られる度に大仰にクレームを入れるのではなく、こうしたカウンター活動に力を入れていくべきなのです。
 なんだったら慰安婦像の横に虐殺慰霊像を建てるくらいのことをやればいいのにと思いますわ。

SAPIO 増刊 (サピオゾウカン) 韓国「破裂」 [雑誌]
SAPIO編集部
小学館
2016/12/31