韓国産業銀行、韓国GM不渡り処理をやめさせることはできない(東亞日報・朝鮮語)
バリー・イングルGM海外事業部門(GMI)社長は26日、韓国GM労組幹部とのプライベート面談で「4月20日までの利害関係者(労働組合と政府)の協力が確定していない場合は、韓国GMの不渡り処理と破産手順(bankruptcy filing)を行うしかない」と話した。

韓国GMは、労使の団体協約の締結を促す次元で不渡り発言が出てきたもの説明している。韓国GMの関係者は「労使の合意がなければ、必要なお金を借りてくる方法がない」と説明した。

しかし、産業銀行と調査団は、イングル社長の不渡り言及が労組だけでなく韓国政府への圧力であるとも解釈した。5月に終わると思われる韓国GMに関する実態調査日程を終わらせ、サポートを迅速にしてほしいということだ。イングル社長は27日、イ・ドンゴル産業銀行頭取とのプライベート面談でも「調査団が要求する200件の資料のうち85%を提出した」と早急な対応を要請した。

韓国GMが破産しようとすればそれを防ぐ戦略は特にない。韓国GM実態調査に精通した関係者は「実態調査期間中、GM本社借入金満期自動延長、破産手続きの禁止を事前に(GM側と)合意はしなかった」と述べた。この関係者はまた「韓国GM破産申請時、裁判所が韓国GMの資産を債権者に配当することになる。韓国GMは資本蚕食状態で最大の債権者であるGMは、ほとんどの資産を持っていくしかない構造だ」と述べた。韓国GMが破産手続に入ると、事実上産業銀行の投資回収が困難な状況になるという意味だ。

産業銀行は韓国GMが不渡りを出す場合の対応策や法律検討に着手している。産銀関係者は「投資細則や債券管理細則などの内部規定に不渡りによる投資資本回収措置手続きの内容がない」と述べた。事後管理対応策が内部的に不在した状態だ。

GMは労組への圧迫も高めていくものと思われる。韓国GM側は従業員に3月末までで団体協約妥結がなければ、新車割当はないという立場を予定である。韓国GMの関係者は「GM本社が韓国政府に提示する自己救済案も団体協約妥結を前提としている。GM本社も団体協約が妥結されなければ、新車割当はもちろん資金支援も数回強調した。結局、今週中に団体協約の進展を成し遂げてこそ韓国GMが買うことができる」と述べた。
(引用ここまで)

 昨日、バリー・イングルGM海外事業部門社長から「労使協定がまとまらなければ不渡りを出すしかない」という発言がありまして。
 「GMが本気だった!」というような感じでけっこうな騒ぎになっています。
 これまでブラフだと思っていたんですかね……。

 GM本社としては韓国GMを存続させるにしても、撤退するにしても早急に終わらせたいというのが本音でしょう。
 ここ数年、GMはグローバル戦略を明白にしています。
 インドでは販売を終了(製造工場は存続)。オーストラリア、インドネシアの工場からは撤退。南アフリカからは製造、販売共に撤退。
 稼げない市場からは撤退。稼げない工場は潰す。
 これだけ分かりやすい方針を全世界で見せておきながら、4年で3兆ウォンという巨額の赤字を叩き出している韓国GMを存続させていくわけがない。

 現在の韓国GMの社長は事業撤退のスペシャリストと呼んでもいいような人物ですが、その社長を韓国に迎えた一発目の対応がストライキでしたからね。
 韓国GM労組のやりかたというものはよく理解していることでしょう。
 それもあって、初手として「群山工場は閉鎖」という態度を見せたはずなのにね。

 それでも労組側は「10年間雇用を保障しろ」「知的財産を労組に寄こせ」「ひとり頭300万円分の株式を分配せよ」とか言い出している。
 「工場を存続させてください」って頭を下げるべきターンであるとは誰も思わないんですかね。労組とか左派の考えることはよく理解できませんわ。

トヨタ・GM巨人たちの握手 (文春文庫)
佐藤 正明
文藝春秋
2000/11/10