サムスン電子のスマホ、中国市場でシェア0%台のショック…反撃に出たギャラクシー(中央日報)
サムスン電子の中国スマートフォン市場でのシェアが0%台に落ちたという調査結果が出た。

米市場調査会社ストラテジーアナリティクスが8日に明らかにしたところによると、昨年10−12月期にサムスン電子の中国スマートフォン市場のシェアは0.8%を記録したことがわかった。今年初めに発表した速報値では1.7%だったが確定値でシェアがさらに落ちた。

これに伴いサムスン電子のスマートフォンの年間中国市場シェアも速報値では2.4%で8位だったが、確定値では2.1%と9位に落ちた。

これはプレミアム製品群ではアップルに、中低価格製品群では中国企業に挟まれ「サンドイッチ」になった結果だ。 (中略)

インドでもサムスン電子は四半期別シェアで6年ぶりに1位の座を明け渡した。中国のシャオミは昨年10−12月期にインドのスマートフォン市場でシェア26.2%となり23.9%を記録したサムスンを抜き初めて1位に上がった。シャオミは2017年1−3月期だけでも14.1%のシェアで28.6%だったサムスン電子の半分にも満たなかったが、その後急速にシェアを拡大し結局サムスン電子を抜いた。

もちろん世界市場を見れば昨年のスマートフォン市場シェア世界1位はいまだサムスン電子だ。だが両市場での不振はサムスン電子のスマートフォン事業の危機につながりかねないという点で簡単な問題ではない。中国は年間にスマートフォンが4億5000万台以上売れる世界最大の市場だ。インドは最も速く成長する市場で、昨年米国を追い越し世界2位の市場に浮上した。
(引用ここまで)

 何度か書いていますが、半導体はスーパーサイクルに突入して久しい状況。メモリーに関してはDRAMにせよNANDフラッシュにあればあるだけ右から左に売れていっています。
 中国政府がこの状況を嫌っていてDRAMを内製しようとしていますが、まともなファブの稼働を見るのは来年以降になりそうな感触です。
 ですが、日本からも韓国からも技術者を引っ張っているとのことで、中国企業によるDRAM量産がはじまるのはそう遠い未来でもないのが実際でしょう。

 というわけで異常なほどに売れていて去年の営業利益は5兆円を突破したというサムスン電子ですが、実は半導体以外の業績がぱっとしません。
 その象徴が新興国でのスマートフォン販売で、中国では去年の第4四半期のシェアが0%台に突入。
 2013年頃はシェア20%を越えて1位。我が世の春とばかりに中国市場での販売を謳歌していたのですが、2015年頃からは「もう中国でサムスン電子のスマートフォンなんて誰も使わない」といわれるようになり、シェアは右肩下がりだったのですがついに0.8%。
 完全に「その他」のプレイヤーに成り下がったって感じですかね。
 中国製スマートフォンが政治的理由で入り込めていないアメリカではまだまだサムスン電子のシェアが高いのですが、欧州やラテンアメリカといった地域ではファーウェイやZTEといった中国メーカーがシェアを高めています。
 ファーウェイの新機種発表はどの国でも大きく扱われるようになっていますね。

 スマートフォン製造については以前に語ったようなレッドオーシャン化が進んでいるのですが、そこをうまく泳いでいるのが水平分業を徹底している中国企業って感じです。グループ内でスマートフォン製造をほぼ完結できる垂直統合型のサムスン電子が遅れをとっているのが面白いといえば面白いですかね。
 昔から楽韓Webでは「韓国にできることは中国にもできるようになる」と強く言ってきましたが、その時代がやってきたということですよ。