韓国外交部長官「TPP加入すべき…強大国の保護貿易対応のため」(中央日報)
外交部の康京和(カン・ギョンファ)長官が米国など強大国の保護貿易主義強化に対抗する対案としてTPP加入を強調した。

康長官は9日にソウルの梨花(イファ)女子大学で行った「韓半島(朝鮮半島)情勢とグローバル外交」を主題にした特講でTPP加入の有無と関連、「強大国の報復関税措置による困難に対抗し加入すべきと考える」と述べた。続けて「韓国は中堅国として世界貿易機関(WTO)の規範をしっかりと守っていくことが長期的には国益を守ることだと考える。強大国は規範がなくても構わないが力が足りない国の立場では信じられるのは規範だ」と強調した。 
(引用ここまで)

 韓国がCPTPPへの加入にアップをはじめてます。
 これ、実はあり得ることで。
 先日、CPTPPの署名があったときと比べると韓国の貿易における立場が大きく変貌しているのです。

 韓国政府は鉄鋼関税免除の代償として、為替主権をアメリカに献上して「為替介入の透明化」を誓っています。
 つまり、韓国にとってCPTPP加入における最大の難所である為替介入の禁止をこの時点でクリアしてしまっているわけですね。
 TPPの枠組みに入るということは、そのルールに従って貿易を当該国と行うということです。

 そういう意味においてはたとえば中国を加入させてもいい。もちろん、中国がTPPのルールを守るのであれば、ということです。
 TPP署名の際にも「TPPはルール遵守の通商システムである」という話がありました。
 韓国や中国のように通商のルールを守ろうとしない国に対しての枷としての効果もある、という側面もあるのです。
 ルール遵守ができるのであれば、互いに関税を低くしようというシステムですからね。

 正直なところ、韓国がこれまで最大の武器としてきた為替介入をこうもあっさりと捨てるとは思っていなかったので署名式の際に「韓国がTPP11に加入することはあり得ない」と書いたのですが。
 ムン・ジェイン(およびその政権内部)の経済オンチぶりというのは我々が思っているより以上にひどいのではないか……という疑惑がますます深まっています。