インドネシア、KF-X事業を見直し……KF-X、峠を越えたらまた峠(SBS・朝鮮語)
韓国型戦闘機KF -X事業に20%出資をしているインドネシア政府がKF-X事業を見直していることが確認された。3年前に重要な技術移転霧散事態という重病を患ったKF-X事業がまた峠にさしかかりました。

防衛事業庁と韓国航空宇宙産業KAIは見直しとはいっても肯定的見直しと否定的な見直しがあり、皇帝的なものである可能性が高いという立場です。ところが、海外防衛産業側は「韓国政府があまりにも安易に考えている」と指摘します。世界的な軍事専門誌IHSジェインスは数日前に「インドネシアがKF-X事業放棄を検討している」と報道しました。

昨年、インドネシア政府が契約している投資資金を支払っていないという雑音があることでもわかるように、インドネシア内でKF-Xへの視線は肯定的なものだけではありません。防衛事業庁による説明では、この見直しはKF-X開発の過程で事業をもう一度確認し、今後の進路を再調整する次元で行われるもので、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領による指示に基づいて行われるものであるとのことです。

ジョコ・ウィドド大統領による業務報告がすぐにでもあるとする鍵は、ジョコ・ウィドド大統領の決心です。「インドネシアが今まで投資したお金や設備があり、事業を放棄するわけがない」という楽観的展望と「インドネシア初期度量産時期、アメリカの戦闘機の技術のインドネシアの流出の問題により、事業を放棄することもある」という悲観的見方が共存してています。KF-Xが越えなければならない峠といえるでしょう。

インドネシア政府は、昨年から不安を表明していました。昨年の投資分1389億ウォンを韓国政府に送っていません。これに対する防衛事業庁と韓国航空宇宙産業KAIの説明が傑作です。「インドネシア財務省インドネシア国防省に事業費を送ったお金がとんでもないところに流れてしまった!」というのです。

インドネシアは先進国ではありませんが、ずさんな国でもありません。人口2億6000万人、世界で16位のGDPを記録しており、政治体制も安定した東南アジアの大国です。投資1389億ウォンが本来の目的ではない場所で使われるような、稀代の事件が起る国ではないのです。

1389億ウォンの未払いは、インドネシア政府内でKF-X事業に反対する勢力があって生じた可能性が大きいと見られています。防衛事業庁関係者も「KF-X事業に参加せず、ヨーロッパ産の戦闘機を購入しようという意見が、インドネシアに明らかにある」と言いました。

また、インドネシアはKAIに派遣した自国の技術者40人を去年、全員帰国させました。KAIはインドネシア技術陣が帰ったことについて「インドネシアが給料支払い義務があるにも関わらず、インドネシア政府が支払いをしなかったため」と語っています。一見、納得される説明であるが「インドネシアが40人の給料を払えないがために、技術習得の断絶を甘受したのか」という疑問が生じます。インドネシアの技術陣の一部は、先月再び韓国に入ってきました。インドネシアからの支払いがないから技術者の給料を払えなかったと主張したKAIは現在、どこから給料を与えているのか分かりません。

このように雑音が生じているためにジョコ・ウィドドインドネシア大統領が1月にKF-X事業がどのように行われているのか、インドネシア国防省に業務報告するよう指示しました。防衛事業庁はこの支持について見直しであるとし、KAIはビジネス点検と主張しています。温度差があると言わざるを得ません。

インドネシア大統領の指示から3ヶ月が経過したが、現在までに報告は行われていません。インドネシア国防部長官の健康上の問題のために報告が延期されているという状況です。結局、大統領のレポートは、インドネシアの政治法律安保調整長官が行うとことになっています。KF-X事業に対するインドネシア国防省の報告内容はどんなものか、ジョコ・ウィドド大統領はどのような判断をするのかに関心が集まっています。

記者は在インドネシア大使館の関係者に関連内容を電子メールで問い合わせしました。インドネシア大使館側は、最初に「メールをくれれば返信する」としていましたが「回答できない」との立場を変えました。この過程でインドネシア関係者は防衛事業庁と回答するかどうかを協議していたと伝えられました。

世界的な軍事専門誌IHSジェインスは17日、「インドネシアがKF-X事業から撤退することを検討している」と報道しました。現在マレーシアで開かれている防衛産業展示会で、インドネシア関係者に会ってインタビュー後に出てきた記事です。

記事によると、インドネシア側は「地政学的要因」を懸念しています。インドネシアは軍事分野ではロシアと近いために20%分の投資をしたとしてもKF-Xに導入されているアメリカの技術をそのまま受けられるのかという懸念です。インドネシアがイスラム国家という点も問題になるかもしれません。最近、米軍は対中国牽制のために、タイ、ベトナム、フィリピンと協力体制を強化しながらも、インドネシアを避けています。

防衛事業庁関係者は「IHSジェインス側がKF-X事業に反対するインドネシア側関係者をインタビューしたものと把握している」と語ります。インドネシアのKF-X事業参加に反対する勢力が矮小なものではないことが理解できます。
(引用ここまで)
 削れる部分がなかったので全文引用。
 当初、KF-X開発計画は韓国が主導し、トルコ、インドネシアがそれに乗るという国際共同開発プロジェクトだったのですよ。
 トルコはさっさと離脱してTFXと呼ばれている独自の双発戦闘機の開発に乗り出しています。ま、こちらもどうなるかわかったもんじゃないですけどね。
 インドネシアも時々、離脱するのではないかといわれながらも一昨年までは共同開発費を供出していました。しかし、去年から分担金の支払いを停止しており、今年ももちろん支払われていません。
 実質的に離脱しているのではないか、という話。

 現状、インドネシア空軍の主力機はSu-30とF-16C/D-25(アメリカ空軍の中古のBlock25をBlock52相当にアップグレードした機体)で、次世代機がKF-X/IF-Xとして期待されていたのですが。
 いつになったらできるのかわからない上に、アメリカからの技術がオミットされるような可能性があるKF-Xより、グリペンかグリペンNGを導入したほうがよっぽどいいのではという話にもなっているそうです。
 双発機がよければラファールかユーロファイタータイフーンという選択肢もあり。
 イスラム教国家であるインドネシアに対するアメリカの不信感は小さくないとの話は当初から出ていましたね。T-50のソフトウェアはインストールできるようになったんでしょうか……。

 インドネシアは地域大国としてこれからそこそこの軍事力を持つようになるのでしょうが、そういった地域大国であるからこそ「独自開発」の戦闘機が欲しいということだったのでしょう。
 まあ、その欲望の結果としてパチモンを掴まされた……というのが今回のオチになりそうですね。

 ちなみにKF-Xは今年中に設計が完了し、3年後の2021年にはフルスケールの試作機(飛ばない1/1モデル)、4年後の2022年には試作1号機が飛行試験を行う予定となっております。
 なんとしてでもこのスケジュールを守らないと、F-4/F-5が退役していって戦力空白待ったなし
 なので開発せざるを得ない状況となっております。がんばれ、KF-X!