キム・ドンヨン「韓国GM労使交渉、23日まで延長」(聯合ニュース・朝鮮語)
キム・ドンヨン副首相兼企画財政部長官は20日(現地時間)決裂した韓国ゼネラル・モーターズ(GM)労使の交渉期限を23日午後5時まで延長するとして、韓国GM労使に迅速かつ真正性ある対話を通じた合意を促した。 (中略)

彼は「韓国GMの経営正常化のために労使が迅速かつ真正性ある対話を通じて合意することを促す」とし「労使が合意に失敗した場合、韓国GM本社の労働者1万4千人と協力会社の労働者14万人など15万人以上の雇用が脅かされることになる」と警告した。 (中略)

金副首相は、「労使が新しいデッドラインで交渉を終えていなければ、GMは法定管理を受けるという方針」とし「政府としても、原則対応が避けられない」と話した。
(引用ここまで)

 はい、週末も日刊韓国GM延長戦ですね。
 20日の労使交渉決裂を受けて、G20財務相会議に出席しているキム・ドンヨン経済担当副首相兼企画財政部長官をはじめとした韓国政府の経済担当閣僚が会議を行って「韓国GM労使はデッドラインを23日に設定せよ」と介入してきました。
 さすがに直接的には15万人規模、周辺産業を含めたら30〜50万人規模の雇用に影響を及ぼすということから、政治的な介入をせざるを得なかったと言うことなのでしょう。
 とはいえ、「金は出さない」というのが基本方針で、労組側の臨んでいた形の介入ではないのですが。

 この政府による介入に対する正式コメントは労使共にないのですが、この週末も交渉をするとのこと。
 ただ、20日の20時から行われた韓国GM緊急理事会では「法定管理やむなし」という結論に至ったようです。
 時間的に法定管理を申請できないので、どちらにせよ申請自体は23日以降。
 その間、交渉をしてもいいけど……くらいの感触ですかね。

 韓国政府は思っていた以上に「経済原則に則って処理」を前面に押し出してくるなぁ。
 民主労総や金属労組が望んでいた「国有化」とか「公的資本注入」というような強力な介入はないのでしょうね。というか、そもそも無い袖は振れないというべきか。

延長戦に入りました (幻冬舎文庫)
奥田 英朗
幻冬舎
2003/5/31