GM協力中小企業「IMF時代よりも難しい……支援策を早急に」(聯合ニュース・朝鮮語)
「危機地域に指定されたものの、実際の支援政策がまだありません。予算を迅速に執行してください」

去る20日、全羅北道群山自動車融合技術院で中小企業振興公団の主催で開かれた懇談会では、GM群山工場の閉鎖が決定される全北地域中小企業の問題点があふれ出た。
GMパートナーであるA社の代表は、「群山工場閉鎖後、週に一日二日で工場を無理やり稼動している」とし「2014年から稼働率が下落しはじめてGM関連の売上高が200億ウォンであったものが、最近30億ウォンまで減った」と話した。

B社の代表は、「GMオールニュークルーズ製品が出て1年しかならなかった。パートナーは、少なくとも4〜5年維持されることを知って関連主・副資材、完成品の在庫を積み上げておいた、ある日突然、工場稼働が中断されてしまい、在庫負担がかなり大きい」とし「群山工場でのみ取引していた企業は、ほとんどが閉業するしかない状態」と述べた。
この代表は「危機地域に指定されたものの、実際の対策がなにもない」とし「労働者休業給与または複数の支援制度で企業がちょっと延命することができるかもしれないが、根本的な解決ではない」と指摘した。
続いて「私自身は、IMF危機の時以上の難局だと感じる」とし「一日も早く予算を増額してもらって、他の地域や他の用途の予算をこちらに回してくれて難しい企業の支援をお願いしたい」と言った。

協力会社は、迅速な予算執行と地域企業の業種転換支援、工場の稼働を維持するため、他の企業の配達システムの用意などを政府に要請した。
繊維メーカーであるC社の代表は、「昨年BYCの国内生産中止などで全北地域の繊維産業従事者が苦労している」とし「繊維産業の企業が一定以上、国内生産をするようにクォータ制を導入してほしい」と話した。
産業用印刷フィルムメーカーであるD社の代表は、「最低賃金引き上げと労働時間の短縮に企業がとても困難な状況」とし「費用負担が増えた企業の資金流動性のために、政府が銀行与信を果敢に拡大してほしい」と要請した。
(引用ここまで)

 現在のところ、韓国GM関連でお知らせするような動きはありません。
 というわけで、撤退時にどんな影響が出るかをちょっと見てみましょう。

 韓国GMの従業員は1万5000人前後。
 下請け等の協力会社の社員はその10倍の15万人前後と推測されています。
 さらにその本社や協力会社周辺で営業している食堂やらなんやらの雇用がさらに15万人〜30万人ほどと見積もられていて、影響は最大で30〜50万人に及ぶであろうとされている……というところなのですが。
 今回の記事はその協力会社のお話。

 まず閉鎖が宣言された全羅北道の群山周辺は本当に厳しいことになっているらしく。すでに稼働は中断されている状態。
 韓国GMの群山工場は中規模にもならないもので、工場における直接雇用は2000人ていど。
 それでも中小企業振興公団の調査によると群山地域の1万3000人の雇用に影響が出ているとのこと。
 韓国でも下請けの系列化は進んでいて、韓国GMの部品サプライヤーの半分以上が依存率50%以上を越えているとのことでした。
 韓国GMの事業清算に入った場合、生き残れる下請け企業がどれだけあるのか……ということですね。

 それについで富平第1、第2工場で1万人の直接雇用がある仁川が震えています。
 域内総生産(GRDP)の15%が韓国GM関連であるとのこと。

仁川市、韓国GMの早期正常化のために900億緊急支援(フィナンシャルニュース・朝鮮語)

 この記事によると「韓国GMは仁川で5万3000人の雇用がある」とあります。これはおそらく下請けも含めての数字と思われます。

 とまあ、韓国GMが事業清算となった場合には怖ろしいほどの影響があるとされているのですよ。
 あとオマケに記事中のC社、D社は工場の海外逃避と最低賃金引き上げ、労働時間短縮に伴う苦境を語っていますね。
 でも、それは錯覚らしいので大丈夫ですよ。認識が間違っているので事実ではないそうですから。

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2015/1/23