会談中は驚くほどになにも情報が出てきませんでしたね。
 ようやく共同宣言が出てきたので俯瞰してみると、ざっくりこんな感じ。

 ムン・ジェインによる返礼的な意味の大きなピョンヤン訪問。
 アジア大会への共同出場。
 年内の朝鮮戦争の終結宣言。
 そして、朝鮮半島全体の非核化を目標とする。

 事前予想から1ミリすら外に出ない、いわばシャンシャン共同宣言。
 韓国側がすべてを仕切って終了した、というところですかね。
 ま、実際の対話でなにがあったとか、語られたことはこれから出てくるのでしょう。

 問題はこの「朝鮮半島の非核化」という文言、そして「年内の終戦宣言を」という話をアメリカがどのように受け取るのか。
 そこに……というか、そこだけにかかっています。

 アメリカにしてみれば南北首脳会談で語られたことなんて究極的にはどうでもいいことなので。
 北朝鮮の非核化を実現できるかどうか、それだけが問題となることでしょうね。
 その一方でムン・ジェインは北朝鮮を守るためであればなんだってやることでしょう。
 果たしてその努力は通じるのか否か。
 いやしかし、想定内も想定内。あまりにも面白味にかけるものになりましたね。